ギムノカリウム・海王丸は好きなサボテンです。
刺があるのですが、球体にへばりつくように生えているので、取り扱っていても全然痛くない。 しかも、「海王」と名前に相応しい、クモヒトデの様な刺。 初めて雑誌で見た時は、名前と風貌にかなり感激した覚えがあります。 以前の温室でも、海王丸は育てており、株分けをしたりして楽しんでいました。 <以前の海王丸の記事> 一昨年、海王丸の種子を手にする機会があり、発芽させては直ぐにシャコバサボテンに接木していました。 一冬で直径は2㎝ほどになったので、その後、キリンウチワに接木していました。 現在は直径8㎝程度に大きくなったので接ぎ降ろししています。 来年は開花期待できるかもしれません。 今後も末永く、海王丸に遊んでもらおうと思っています。
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今年は、ギムノカリキウムとウチワサボテンの相性をいろいろと実験していました。 ウチワサボテンは、花サボテンと親和性が高いので・・・ なんとなく、羅星丸とならば上手くいくのでは?と思い実験を開始していました。 ほぼ一年接木し、現在はこんな感じです。 ちなみに、去年の10月末の状況は上の写真です。 接木は8月くらいに実施しました。 ギムノカリキウム・ストリグリアナム 本種も無事に問題なく大きくなってきています。 来年は開花してくれることに期待したいと思っています。 ギムノカリキウム・エスペランザエ
一部で根強い人気のあるエスペランザエ。 白い粉は吹いていませんが、ビロードウチワに接木されてから新刺を出してくています。 その他、プロチャズキアーナムなども実験していますが、新しい刺を出してくれています(写真なし) 基本ギムノカリキウムは殆どウチワサボテンとうまく活着し成長してくれるようです。 こんなことならば、もっと数年前からウチワサボテンを活用していれば・・・ 腐ったあいつや、いじけたジョニー、南米病にかかって死にかけてたゴンザレス・・・ あいつら、みんなを救ってあげることも出来たかもしれない! と地団駄踏んでいます。 <参考> その他のギムノカリキウムVSウチワサボテンの実験(22年7月) LB2178とVoS-014aの両者ともアグア・ドゥルセ(Agua Dulce)という場所に産します。
しかも、似たような雰囲気があります。 日本ではごっちゃになっている感じがしますが、ヨーロッパやタイなどでは両者の違いが良く議論されています。 いろいろな議論を斜め読みしてみると・・・ 結論としては、下記のように紹介されている事が多いです。 ・VoS-014a → 稜の数が少ない ・LB2178 → 稜の数が多い うちの温室でも、数年前に「ややこしい地域」から導入したVoS-014aとLB2178が育っています。 両者を比較栽培した所、同様な違いが顕著に出てきました。 左:VoS-014a 稜の数:10個 右:LB2178 稜の数:13個 ちなみに、VoS01-014aはRで始まる国、LB2178はUで始まる国から数年前に導入しました。 この2株を見ていると、切なくなってきます。 早く平和が訪れてほしいです。 ちなみに、Uの国の方に、「平和をお祈りします」というと、「平和は要らない、勝利を祈ってくれ」と言われました。 私は70年代に生まれ、先の大戦の時代感、雰囲気というのは「直」では分かっていません。 おそらく戦争というものが、非日常でなく、日常になった時、「平和よりも勝利!」となってしまうものなのでしょうか・・・? アグア・ドゥルセ(Agua Dulce)について キリンウチワ接降ろし株を一年ほどバット(育苗トレー)で養生していました。 株と株の隙間が小さくなり窮屈になっているので、植え替えてみました。 ギムノカリキウム・タニンガエンセ VG310 春には一斉開花し、真っ白な純白の花を咲かせてくれていました。 来年も白い花を見せてほしいものです。 タニンガエンセは白粉を吹くと言われていますが、うちではその傾向は皆無です。 ただ、種子リストには、「青白い」と注釈がありましたが、その特徴は若干でているようです。 ギムノカリキウム・グラウカム・アルベルトヴォイテフ JN1026 ロフォフォラのアルベルトヴォイテフと同じ名前を持つため、もう殆ど名前に惹かれて購入したものです。 ギムノカリキウムのアルベルトヴォイテフに関しては、ネットでも情報が殆どありません。 どの様な姿になるのか?全く分かっていませんが、実物を見る限り、刺色が赤っぽくなる傾向が強いようです。 ギムノカリキウム・マザネンセ・ポリケファラム・ノバ LF24
すっごい長い名前。 まあ、マザネンセの一種と思います。 縺(もつ)れたような刺が特徴的です。 大きな枠では天平系のサボテンですが、天平同様に蒸すような環境には弱く、とにかく夏場の直射日光を避け通風が必要な種類に感じます。 ギムノカリキウム・ストリグリアナム・アエネウム TOM07-219 ストリグリアナムを2年ほど前から接木をして大きくしていました。 もっと早く接降ろしをすればよかったのですが、ずるずると傍観していたら、あっという間に…化け物のようになってしまいました。 もう、本体はこれ以上大きくなりきれないのか、台木が吸収した栄養分は次々と花になっていくようです。 しかしながら、一部で花芽になろうとしながらも、途中で花にならず子株になろうとするものがチラホラと現れてきています。 花芽分化に失敗した子株(”花仔”(はなこ)と呼ばれる事もあるらしいです)は、何故か刺の数も異なります。 親株は5本の刺に対して、花芽失敗株はうねった3本刺になっています。 何か、このうねりが美しい。
ちよっと、福島正則の兜を思い出してしまいます。 どうでも良いですが、福島正則と言えば「葵徳川三代」の蟹江敬三(古い…) 「うへへェへへ」とガラ悪く笑う姿が福島正則のイメージそのままでした。 ギムノカリキウム・チュブテンセ 以前栽培していましたが、一昨年より再チャレンジしていました。 小さい頃は結構トゲトゲしい姿をしていましたが、直径5cmを超えてからは刺がだんだんと無くなってきます。 まるで、ノトカクタス・(ウィギンシア)カルベスケンスの様です。 ノトカクタス・(ウィギンシア)カルベスケンス ギムノカリキウム・リオジェンセ・パウシスピナム VG550
リオジェンセ系は大好きなのですが、実生は苦手です。 リオジェンセの種は典型的な”お椀型”をしたトリコモセミネウムです。 どうも、このトリコモセミネウムをうまく育てるのに苦慮しています。 (トリコモセミネウムでも、バッテリーはうまく行くのですが、リオジェンセ系が駄目です) トリコモセミネウムについて 以前、今は亡きBercht Cactusから、おまけで、Gymnocalycium spec Telaritosの種を頂いたことがあります。 その後、この”spec Telaritos”はうまく育て上げることが出来ませんでしたが、 本種のローカリティデータから、こいつも、”spec Telaritos” なのでは?と勝手に思いを巡らせています。 しかしながら、リアルの”spec Telaritos”を知らないので、判断が全く付きません。 キリンウチワの根は放射線状に伸びていきます。 その為、接降ろしは鉢よりも育苗トレーで行うことを続けています。 とりあえず、接降ろし後、1~2年は育苗トレーで管理しています。 そろそろ2年目に達する個体がそこそこ出てきたの、個別に鉢への植え替えを行っています。 ギムノカリキウム・ボルシー・ノゴレンセ VG684 キリンウチワのチート(ずる)株ですが、なかなか白くなってくれています。 輸入種子を播種しましたがなかなか発芽率が悪く、やきもきしましたが、今年はいくつも花が咲いて種を「たわわ」に実らせてくれました。 接木株なので、形がなんか変ですね。 次世代へ繋ぐための種取り用なので、まあ、これで良しとしたいと思います。 ギムノカリキウム・ロブストゥム STO1581
Robustと言う英語は”強い”とか”たくましい”とか言う意味なので、力強い刺がでるのではないか? と勝手に想像して播種してました。 また、STO1581(Quilino産)という事で、ググると、プロチャズキアーナムの写真が出てきます。 それらの情報がごっちゃになり、白粉で刺の強そうなギムノが出てくるのだろうとワクワクしていたのですが・・・ 普通の地味なギムノカリキウムが生えてきました。 とは言え、長く育てていれば何でも愛着が湧いてしまいます。 「あれ~ なんか期待と違うな~」と思ってしまっても、何度も眺めていたら、だんだんと、とっても大事な存在になってきてしまいます。 このロブストゥムも育成段階で、カイガラムシにやられたり、花芽をナメクジにやられたりと・・・ 枕を濡らした様々な思い出が蘇ってきます。 コピアポア・黒王丸 JN 2047 これまた、キリンウチワ接ぎ木したら無数に出てくるカキ仔をせっせと柱サボテンに接ぎ変えたものです。 発芽して1年半くらいの年齢なのですが、蕾をつけ始めています。 ちょっと異常が過ぎますね。 多分ですが、接降ろししたら、2年間は動かないのでは無いか?と思います(笑) ギムノカリキウム・マザネンセ aff VG1396
このギムノカリキウムも、キリンウチワに接木するとえらい仔沢山になります。 一部を袖ヶ浦に接木しました。 う~ん。これと言って特徴の無いサボテン。 「aff (近似種)マザネンセ」との事でしたので、どんな面白い刺が出てくるのだろうと期待していましたが・・・・ (小声)新天地とあまり変わらんような・・・ ギムノカリキウム・ピルツィオラム P38 「嗚呼~!ピルツィオラム」 「ピルツィオラム」という言葉を発する度に思い出される、枕を濡らした日々。 本当に成長させるのが難しかったです。 発芽しても、皮膚が弱いのか、バタバタと腐っていきます。 なんとか複数の遺伝子をキリンウチワで膨らますことに成功しました。 カキコも取れたので、袖ヶ浦に接ぎ変えたのですが・・・・ これが、また難しい。 昨年のお盆にカキコを接ぎ木したのですが、ゆっくりと2ヶ月ほどかけながらぺっちゃんこになっていきました。 「終わった」 と諦めていました。 すると今年の夏からいきなり急成長を開始。 来年には花も期待できそうな雰囲気になってきています。 ピルツィオラム・・・本当に嫌。 草姿は大好きですが、育てるのが本当に苦痛~ 多分、めっちゃ日陰でそだてなければいけないのかな? ギムノカリキウム・アルマーツム(アルマツム) LF597
昨年の6月くらいに接木していたアルマツム。 << 昨年の接ぎ木直後の様子 >> 刺もしっかり出てくれており、球体もそこそこ大きくなってくれました。 しかしながら、今年は花が咲くことはありませんでした。 今年は5月にアルマーツム(アルマツム)では一番有名な産地であるPaicho産も手に入れることが出来ました。 ゆくゆくはこのHuerta産と比較してみたいと思います。 ギムノカリキウム・プロチャズキアーナム VG345 これまで、いくつかのFNのプロチャズキアーナムを播種しましたが、このVG345は比較的育てやすい印象があります。 ※ ただ、単に種子が新鮮だっただけかもしれません。 発芽率も良く、こじれることも無く育ってくれています。 いくつかは、柱サボテンに接ぎ木しましたが、よく育ってくれています。 ただし! ヒドい汚れ・・・ 今年の春、サボテンの一斉開花と同時に、アザミウマが温室内で大量発生してしまいました。 球体表面の体液をかなり吸われてしまい。下の部分が傷になってしまっています。 ギムノカリキウム・マザネンセ・ポリケファラム・ノバ LF24
これも、先程のプロチャズキアーナムと同様にアザミウマの傷が残ってしまっています。 本種は、なかなか発芽に成功しませんでした。 しかも、発芽後も成長が早くないので、接木サイズになるまでかなり苦労した記憶があります。 刺が非常に長く髭状に伸び、冬になると、もつれた毛の塊のようになってしまう、なかなか趣のあるギムノカリキウムです。 |
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7月 2024
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