1. 初めての挑戦 2021年にチェコから輸入した「コピアポア・シネレア」の種を手に入れました。 これまで育てたことのない種類で、どのように成長していくのか興味を持ちつつ、翌年2022年に播種を行いました。 この段階では、ただ無事に発芽することを期待していました。 2. 発芽と接ぎ木の工夫 播種から約2週間後、苗が発芽しました。 小さな芽をより確実に育てるため、即座にキリンウチワに接ぎ木しました。 これにより、苗の成長が安定し、環境の影響を受けにくくなることを期待しました。 3. 子吹きとさらなる成長 数カ月後、接ぎ木した苗が子吹きを始めました。 その子供の苗をさらに柱サボテンに接ぎ木しました。 これにより、苗の成長を促し、しっかりとした基盤を作ることを目指しました。 4. 接下ろしと鉢植えへの移行 柱サボテンに接ぎ木した苗は、昨年4月に接下ろしを行い、地植えで半年間育てました。 その後、鉢植えに移行し、引き続き成長を観察しました。 この過程を経て、苗は環境に適応しつつ、成長を続けています。 5. 成長の変化と木質化 現在、苗は3年目を迎えています。 大きく育った苗は、3本刺から一本刺へと変化し、基底部が木質化してきました。 ちょっと古株感が出てきて、今後が楽しみです。 6. 未来への期待
この3年間、コピアポア黒王丸の成長を見守りながら、植物の育成について多くを学びました。 今後も引き続き成長を観察し、さらなる発見を期待しています。 ゆくゆくは種を取ってみたいです。
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去年の秋から冬にかけてはひたすら、鉢上げを行っています。 ギムノカリキウム・瑞昌玉 VG-471 六年目にして、やっと育苗トレーを卒業し、個別に鉢上げしました。 Short spineと注釈がありましたが、確かに刺が短めのような気がします。 私にしては珍しく、接木していない個体です。 ギムノカリキウム・オコテレナエ TOM233 オコテレナエという事なので、バッテリーに近い種類です。 種の形もバッテリーと同様にお椀型のトリコモセミネウム・グループ(Trichomosemineum)の形態です。 チョコレート色とよく表現されることがありますが、殆ど黒です。 また、刺も真っ黒なので、なかなか渋い趣があります。 アカントカリキウム・グラウカム ロシアのサボテンクラブより種子を導入したグラウカムです。 彼の地で黒刺を選抜した株のようで、フィールド番号はありません。 本株はキリンウチワに接ぎ木した促成栽培の株ですが、ブルームなどと呼ばれる白粉はそれなりに出てきてくれています。 これと育苗トレーの中でひしめき合っていましたので、ようやく個別に鉢上げさせました。 フェロカクタス・カルメン玉
これは地植えしていたものを鉢上げしました。 クラブの会長の家にある直径60㎝ほどの巨大なカルメン玉から得た種を発芽させたものです。 意外と、てこずってしまい、暑さで殆どの子株をダメにしてしまいました。 また、キリンウチワとの相性もあまり良くなく、5-6株を接木しましたが、1株しか大きくなりませんでした。 私がサボテンを栽培している地域は、米つくりが盛んと言うほどではありませんが、それでも日本の平均的な栽培が行われています。 徒歩圏内にはJAによる脱穀工場(ライスセンター)もあり、収穫時には、軽トラでもみ殻詰め放題な環境になります。 そこで、昨年の秋から「もみ殻」を大量に漉き込んで、地植えのサボテン用土を改良してみようとトライしていました。 まだ、あまり経過はしていませんが・・・確実に根の張りは良くなってきている感じがします。 ランポーのキリンウチワ接ぎ降ろし苗 以前とは比べ物にならない程、ぐっと根張りが良くなっている気がします。 スルコレブチアのカキコです。
もみ殻以外にも燻炭や、牛糞も漉き込んでいます。 根がそうした肥料分も抱きかかえている感じになって来ています。 Youtubeの家庭菜園コンテンツにヒントを得ましたが、何となく良い感触が掴めてきたので、引き続き経過観察と改良点の検討を行ってみたいと思います。 去年の春くらいから、サボテンの接ぎ降ろし株を鉢や育苗トレーで行うのでなく、土壌に直接植え込んでみる実験をおこなっていました。 結論から言うと・・・正直、あまり成功しませんでした。 実験は去年の春から始めていましたが、最初の数カ月までは調子よく見えていました。 耕したばかりの土は「ふっくら」としており、土壌にも空気や根のでる隙間が沢山あったような気がします。 <去年の地植え直後の様子> しかしながら、水やりの度に、土壌は徐々に引き締まっていき、最終的にはカチカチになってしまいました。 この土が締まったタイミングくらいからサボテンの調子が悪くなった気がします。 土がある程度固まりきった7月以降は何か拗れたような株がチラホラ見えてきていました。 持ち上げ見ると! な!なんと、キリンウチワ君が無くなっているではないですか!!! ・・・とまあこんな感じで、あまり調子は良くありません。 マミラリア・ペレスデラロサエも30株ほど接ぎ木していましたが、半分はキリンウチワが腐敗して枯れ果てています。
残りの何株かはキリンから根がでていますが・・・弱い! 海外の安っすいドミトリーに併設されているシャワーの水圧並みに弱い。 地植えは失敗か・・・ そう思ったとき、「ひろちゃんファーム」と言う小規模菜園で野菜作りをしているYoutubeを目にすることがありました。 とにかく、この「ひろちゃんファーム」 もみ殻大好き。 一に「もみ殻」、二も「もみ殻」 三、四も「もみ殻」 五に「もみ殻燻炭」 ・・・という感じで土壌に大量のもみ殻を漉き込んでいるように見えました。 そして、土がふっくらしている感じです。 「おおっ!もみ殻!」 確かに、東南アジアで、普通の土に、もみ殻いっぱい混ぜてアストロフィッツムの兜を育てている人いたな・・・ そうだ!もみ殻を混ぜてみよう! (つづく) 3年前に新しい温室でサボテン栽培を再開してから、再度ゲオメトリクスを栽培しています。 ずっと憧れだった、ゲオメトリクスのウチワサボテンへの接木と、その接木株の地植えを楽しんでします。 接木されたゲオメトリクス。 ゲオメトリクス維管束が大きいので、ウチワサボテン接木の初心者用の練習として持って来いだと思います。 うちでは、接ぎきれずに太りすぎたウチワサボテンの台木はことごとくゲオメトリクスと合体させられており、その数がかなり増えてきています。 昨年は、60本ほどゲオメトリクスをビロードウチワに接ぎ木しました。 春からお温度が上昇してきているので、ゲオメトリクスから芽がでてくるようになりました。 まるで、マタンゴ島の様です。 また、同時に、台木からも余計な脇芽が盛んに出てくるので、脇芽取りも大変になってきます。 一昨年接木した株は見事に開花してくれています。 ありがたいことに、去年は種が播ききれないほど取れたので、今年は受粉させずに鑑賞だけにとどめたいと思いま 接木していると成長が旺盛になります。
「旺盛」と言えば聞こえは良いですが、実際は異常な加速度成長です。 その為、側芽には”変わり物”が出てきたりしています。 写真の左側は少々、斑入りの芽となっています。 そして、右側は斑入りで且つ綴化してきています。 ひたすら接降ろし実行中です。 今年は、育苗トレーに用土を入れて根出しをするのでは無く、マルチをかけた土に差し込んで接降ろしを行っています。 用土の準備も必要なく、効率的に作業が進むので、接降ろしがどんどん進んで行くので一安心です。 また、接降ろしを行った時に出てくるカキ仔も、そのまま、地植えしています。 育苗トレーで育成していた時、極小のカキ仔は、なかなか根が出ず、枯らすことがよくありました。 地植えの場合、適度な湿度が長期に渡って維持されるからなのか? 極小のカキ仔であっても根を出し成長してくれます。 貴重なカキ仔をロスさせる事が少なくなってきているので、重宝しています。 植え付けて、1周間くらいですが、花が咲いているものもあります・・・
これは、台木から根が出ているのではなく、これまで接木の状態で溜まったエネルギーを花に変えているだけだと思います。 ギムノカリキウム・羅星丸・パウロブスキー
輸入種子で発芽したサボテンの苗は次世代へ繋げるため、殆どの種類を接木しています。 殆どの株は、接木することで、ただ早く成長してくれるのですが、一部では奇形化したものが出てきます。 写真は、そのうちの一つです。 羅星丸系のパウロブスキーを接木したのですが、異常成長を起こしています。 あまり大きくさせても、今後どうなるか?よく分からないので、とりあえず、挿して発根させています。 どうも台木から発根が始まったようで、全体的に膨らんできて、花芽も上げるようになってきました。 この奇形株、中心部分が空洞になっているようで、半透明です。 ハオルチアを思わせるような風貌です。 こうした現状は、そこそこ起きるようで、インスタで「環状綴化」という言葉を教えていただきました。 キリンウチワの花 (2022年6月20日) ブログで書き忘れていたようなのですが、昨年の6月~7月にかけてキリンウチワの花が咲いていました。 開花後、それらを受粉させていたのですが・・・・ 一週間後には、花はポタッと、「椿」の様に落ちてしまいました。 ・・・終わった・・・ その時点では完全に諦めていました。 キリンウチワの開花株は高さ1.5m、幅は2m。 するどい刺、そして皮膚に入り込みチクチクする芒刺と、とても危険です。 やっかいなので、伐採して片付けようと思って、よく見ると・・・ 花が出てきていた側枝がオレンジ色になっている事に気づきました。 うん? 側枝だとおもっていた、「にんじん」のような物体は、もしかしたら果実? ちょっと触ってみると、比較的簡単にとれてしまいます。 写真の様に、オレンジ色の物体を収穫してみました。 試しに中を割いてみると、維管束なども無く、ジューシーなサボテン果実感があります。 そして、一部には、種子らしきものがあります! どうやら、このオレンジ色の物体は果実で間違い無いようです。 全部に種が詰まっているわけではありませんが、全体の20%程度の果実に10粒~20粒程度の種子が入っていました。 ちなみに、果実は「にんじん」に似ていますが、表面は激しい芒刺に覆われ、素手で触る事は困難です。 キリンウチワは「ウチワ」と言われていますが、草体を見る限り、「ウチワサボテン」っぽさは全くありません。 しかしながら、種子の形体はまさにウチワサボテンそのものです。 種をよく見てみると、「白い毛のあるタイプ」を母木にした種子と「毛のないタイプ」を母木にしたものでは、種子の大きさが若干異なります。 「毛の無いタイプ=ルリバキリン?」を母木にした種子が若干大きい感じです。 まだ、オレンジ色になっていない、青々とした果実も残っています。
色が変わり次第、収穫してみたいと思います。 V字恩塚ランポー玉 先月末から、一日数鉢づつ、ランポーの植替えを行っています。 植替え後、すぐに開花してくれました。 ただ、いい相手が見つからなかったので、今回、受粉は見送りです。 残念です。 紅葉ランポー この個体も、師匠から頂いて2年目ですが、すくすくと成長してくれています。 今回一回り大きな鉢に植え替えました。 まだ、紅葉が残っていますが、真夏には消えて、普通の碧瑠璃ランポーへと変化してくれると思います。 ケーレス由来のストロンギロゴナム
去年、ドイツのケーレスからストロンギロゴナムの種子を取り寄せて播種していました。 キリンウチワ接木後、子供が吹いてくるのを掻き取り、袖ヶ浦に接ぎ替えたのが写真の個体です。 ケーレスではフィールド番号は付与されていませんが、今年は別途フィールド番号が付与されたストロンギロゴナムの種子を購入してみました。 来年以降、違いが分かれば面白いかなと思っています。 (多分、殆ど違いは無いと思いますが・・・・)
昨年の夏は異様に熱く、キリンウチワの接降ろしが非常に不調でした。
通常、育苗箱にサボテン用土を入れて、接降ろしをするのですが、今までの様に行きません。 温度が高すぎて根が出てこないような感じです。 そこで、去年から育苗箱に入れるのではなく、地面(もともと畑だった場所)に接降ろし株を、直接突き刺して根出しできるか?の実験をしていました。
ギムノカリキウム・クベサイ
冬の間は全く根が出ておらず、ぺしゃんこになっていました。 根が動くのかな?と非常に心配でしたが、ふっくらとしてきており、更に新しい刺を出してくれています。 なんとか成長してきているようです。
ギムノカリキウム・アンドレア・ドッピアーナム
ドッピアーナムの方は、まだ根が十分に動いていない様子です。 全体的に萎んだまま、さらにストレスで球体が紫色になっています(これはこれで美しい) 振り絞るようにして蕾を出してきています。 少々心配な個体です。
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2月 2025
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |