3年前に新しい温室でサボテン栽培を再開してから、再度ゲオメトリクスを栽培しています。 ずっと憧れだった、ゲオメトリクスのウチワサボテンへの接木と、その接木株の地植えを楽しんでします。 接木されたゲオメトリクス。 ゲオメトリクス維管束が大きいので、ウチワサボテン接木の初心者用の練習として持って来いだと思います。 うちでは、接ぎきれずに太りすぎたウチワサボテンの台木はことごとくゲオメトリクスと合体させられており、その数がかなり増えてきています。 昨年は、60本ほどゲオメトリクスをビロードウチワに接ぎ木しました。 春からお温度が上昇してきているので、ゲオメトリクスから芽がでてくるようになりました。 まるで、マタンゴ島の様です。 また、同時に、台木からも余計な脇芽が盛んに出てくるので、脇芽取りも大変になってきます。 一昨年接木した株は見事に開花してくれています。 ありがたいことに、去年は種が播ききれないほど取れたので、今年は受粉させずに鑑賞だけにとどめたいと思いま 接木していると成長が旺盛になります。
「旺盛」と言えば聞こえは良いですが、実際は異常な加速度成長です。 その為、側芽には”変わり物”が出てきたりしています。 写真の左側は少々、斑入りの芽となっています。 そして、右側は斑入りで且つ綴化してきています。
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ギムノカリキウム・ムキダム数株が開花してきました。 ギムノカリキウムは、雌しべが雄しべの奥にか隠れているため、ピンセットでつまんで雌しべにつけても受粉されているのか全く確証がありません。 いつもの様に、花を切開して受粉作業させたいと思います。 ① 複数の株が同時開花してくれました。 ② 今回は、体の大きい個体だけに受粉させたいと思っています。 大きな個体の花を切開し雌しべを露出させます。 ③ 別の小さな個体の花をそのまま引っこ抜き、大きな個体の雌しべに花粉を塗りつけます。 ④ 乾燥させるのもあまり良くない感じがしていたので、花でそのまま蓋をしてます。 ギムノカリキウム・エスペランザエ
一週間ほど前に同様に切開受粉を行ったエスペランザエです。 子房を触ってみると、ザブングルの持ちネタの様にカチカチになっています。 弾力性があると、数日後にポトリを落ちてしまいますが、カチカチになっているので、ほぼ受粉成功していると思われます。 まだまだメディオロビビアが開花しているので、引き続き写真をアップロードしていきます。 メディオロビビア・ピグマエア・ヴィオラセンス HJ490 今年の初開花です。 海外のサイトを見る限り、ヴィオラセンスは白っぽかったり、うすいピンクだったりする傾向があるようです。 弊宅では桜色の可愛らしい色の花が咲いてくれました。 メディオロビビア・トロパエオリピクタ もう、この個体は7年くらい経っていると思います。 一時は種をつけすぎて、弱った所にカイガラムシ、ダニが一斉に襲いかかりみすぼらしい姿になっていました。 ここ2年でようやく復活してきたようです。 盛んに、開花してくれています。 メディオロビビア・ピグマエア・ハーゲイ FR57 FR57は2018年の台風以前からいるので、既に6年は経っていると思います。 台風時には、1cmほどの植物片しか残っていませんでしたが、接木で回復させて数年が経過し、個体株数もかなり増えてきました。 どうも、うちのFR57は若干ミュータント花の傾向があるようです。 メディオロビビア・ピグマエア・ディエルシアナ FR1113
ディエルシアナ FR1113も初開花です。 去年、そこそこの大きさの個体があったのですが、ほとんど開花しませんでした。 今年は満を持して、一斉開花してくれています。 ロビビアもひっそりと原種をいくつかは播いては接木して楽しんでいます。 時々、ブログをのぞいてくれている花サボテンの師匠は、メディオロビビアよりもこっちの方が興味あると思うので、いくつか写真をあげてみたいと思います。 ロビビア・ペントランディ・オマスヤナ L135 ペントランディ・オマスヤナは今年の初開花です。 本株はキリンウチワ接木株です。 昨年の秋、接降ろしに失敗して、台木が枯死していました。 冬に枯れた台木の部分を取り除き、根出しをしていたのですが、4月くらいから根が出てきてくれたようです。 半分諦めていたのですが、綺麗な花を咲かせてくれて感無量です。 ロビビア・ペントランディ JO954.04 これもまた、今年の初開花です。 Brnoの種子リストに「オレンジから黄色の花」という注釈がありましたが、黄色の花が咲いてくれました。 別遺伝子の株があといくつか有るので、引き続き他の花色を見守っていきたいと思います。 カマエケレウス・ルイスラミレジー・spノバ 厳密にはロビビアではありませんが、カマエセレウスのルイスラミレジーが2回めの開花です。 今年は、恐ろしく花をつけてくれました。 花の滝の様です。 本種は、暑い環境では弱ってしまいますが、涼しい環境ではとても成長が早いです。 どちらかと言うと、温室で育てるよりは、軒下などの環境で育てるのが良いような気がしています。 ロビビア・レブチオイデス・デンシスピナ VG 628 色彩的には地味なオレンジですが、ぐるりと回った雄しべが華やかな感じがしており、お気に入りの花サボテンです。 ロビビア・ サルテンシス・マルチコスタータ VG801 写真は開花2年目の株です。 充実した株になってくれたので、一株で沢山の花をつけてくれました。 ロビビア・ サルテンシス・マルチコスタータ VG801
育苗箱に植えたカキコも一斉開花してくれました。 じっと見ていると、目がどうにかなりそうです。 喉黒な為、黒と赤が目立ちます。 最近、大河ドラマで出てくる武田の赤備え部隊のようです。 私はメディオロビビアが大好きです。 メディオロビビアの開花時期が、一番テンションの上がっている時期かもしれません。 何故にここまで、メディオロビビアが好きなのか? おそらく私が子供の頃から夢中になっていた「福寿草」と似ているからだと思います。 福寿草は、私が九州で育った時には写真でしか見ることができない珍しい植物でした。 そのため、私は福寿草に似た小さな草体と小さな花をつけるサボテン対して特別な憧れがあるのかもしれません。 メディオロビビア・cv ピンクストライプ 一昨年より、導入していた交配種系のメディオロビビアです。 ピンクストライプという名称で導入しましたが、ストライプ?といった、ミュータントっぽい色彩は今の所出てきていません。 ただし、まるでソメイヨシノの様な綺麗なピンク色の花を咲かせてくれています。 メディオロビビア・ピグマエア・オルレンシス WR210 この花は、オレンジと紫の色合いを持っていますが、写真ではなかなか表現できません。 本種はオランダから種子を入手し、既に7年ほど経過しました。 今年も綺麗に開花してくれています。 メディオロビビア・ナタリアーラム VG952-2 昨年も開花していたナタリアーラム。 今年も元気に、まるで林家ペー・パー子夫妻の様な色合いで開花してくれました。 本種は2021年に新種記載された新しいメディオロビビアです。 <<メディオロビビア・ナタリアーラムについて>> メディオロビビア・パリダ WR645
パリダのWR645。 その美しさを写真一枚に納める事に非常に困難を感じていました。 開花一日目、二日目、三日目では、まるで別の種類の花?と思えるように色彩が変化してきます。 今回、一日目~三日目の花が同時開花してくれたのを、丁度タイミングよく撮影することが出来ました。 天気もよくフル開花してくれたこともあり、運が良かった事に感謝致します。 5月になり温室ではメディオロビビアが開花してきています。 以前、軒下栽培をしていた時は、6月がメディオロビビアの開花ピークだったのですが、温室ではかなり早いようです。 メディオロビビア・ピグマエア・ポリペタラ RH873 ポリペタラが開花しています。4月にも開花してましたが、ゆっくりと各個体が開花していっています。 今回のポリペタラはミュータントタイプの花を見せてくれています。 通常の単色ではなく、薄いピンクと濃いピンクのグラデーションカラーを見せてくれています。 メディオロビビア・ピグマエア・ハーゲイ RFPA34.06 RFPA34.06は去年も僅かに開花してくれていたのですが、花数が少なかったので、その特徴がよくわかっていませんでした。 今年になり、一斉開花してくれたので、ようやく特徴的なものが分かってきました。 注釈に、オレオセレウス・フォレストと記載されています。オレオセレウスの柱サボテンの下部でひっそりと生えているのかもしれません。 メディオロビビア sp ヴィラゾン 去年から、その美しい花色に注目してたメディオロビビアです。 白と緑のグラデーションが美しい品種で、去年は実生後、一年ほどでしたので花数が少なかったのです。 2年目の今年は一斉開花を見せてくて、楽しませてくれています。 メディオロビビア sp ヴィラゾン 不思議な事に、オレンジが混ざることがあります。 白檀で、この様な色が入る花を写真で見たことがありますが、メディオロビビアでも存在することを初めて知りました。 メディオロビビア・ピグマエア・カナクルゼンシス
毎年恒例のカナクルゼンシスくん。今年も元気に開花してくれてひと安心です。 台風で吹き飛ばされた温室ではロフォフォラを育てていましたが、その後、しばらくロフォフォラからは離れていました。 サボテンクラブの師匠から種子を頂いた事もあり、こじんまりですが再開しています。 ロフォフォラ・アルベルトヴォイテフィー(アルベルトボイテフィー) 本種の由来は、オランダのBercht Cactusです。 ギムノや南米花物がメインのあの種子リストに、ロフォフォラがあったので、8年ほど前に導入したものです。 ただし、本株はF1では無く、F2にあたります。 8年ほど前に播種したF1個体は、手元に沢山あったので、いつもお世話になっているサボテン師匠の所へ持っていきました。 その後、師匠の元で、私なんぞより、もっと優れた管理下で栽培され続けました。 一方、私の手元にあった株は、その後、台風でほぼ全滅してしまいました。 昨年より、師匠より種子を頂き、アルベルトヴォイテフィーに再度挑戦しています。 あいも変わらず、接木で育てています。 写真は、根が出たばかりのカキ仔株です。 <<サボテン師匠のサイトでのヴォイテフィー種子頒布ページ>> ↑ここにあるヴォイテフィーのFNはKSM762です。 大型鳥羽玉
同じく、師匠より種子を頂いた、大型烏羽玉です。 何株か接木していましたが、接降ろし株が早くも開花してくれました。 底面灌水などをすれば、綺麗な綿毛がでたりするのでしょうが・・・ ちょっと、そこまでの管理は現状できそうにありません。 ひたすら接降ろし実行中です。 今年は、育苗トレーに用土を入れて根出しをするのでは無く、マルチをかけた土に差し込んで接降ろしを行っています。 用土の準備も必要なく、効率的に作業が進むので、接降ろしがどんどん進んで行くので一安心です。 また、接降ろしを行った時に出てくるカキ仔も、そのまま、地植えしています。 育苗トレーで育成していた時、極小のカキ仔は、なかなか根が出ず、枯らすことがよくありました。 地植えの場合、適度な湿度が長期に渡って維持されるからなのか? 極小のカキ仔であっても根を出し成長してくれます。 貴重なカキ仔をロスさせる事が少なくなってきているので、重宝しています。 植え付けて、1周間くらいですが、花が咲いているものもあります・・・
これは、台木から根が出ているのではなく、これまで接木の状態で溜まったエネルギーを花に変えているだけだと思います。 レブチア、メディオロビビアが開花してきました。 レブチア、メディオロビビアは小ぢんまりと群生して、背も高くありません。 草体も花も大好きな種類です。 多分、サボテンの中では一番好きな種類かもしれません。 これらが開花してくれるとテンションが上ってきます。 メディオロビビア・ピグマエア・ポリペタラ RH873 昨年は、接木されたまま中空の状態で花が咲いていたので、全く冴えない姿でしたが・・・ 今年は鉢植えされ、サボテンらしい姿になって開花してくれました。 桜色が美しい品種で、お気に入りです。 レブチア・ホフマニー
このレブチア・ホフマニーのFNは不明ですが、数年前、河内長野のイベントで入手した株が由来です。 親株は種をつけすぎて(自家受粉)、一年で弱って腐ってしまいましたが・・・・ 残された種を播種しては、少しづつ栽培しています。 どうも、自家受粉してしまうレブチアは種をつけると弱ってしまいます(特に自根の場合) その為、花を楽しんだあとは、花摘みの必要性を感じています。 ギムノカリキウム・羅星丸・パウロブスキー
輸入種子で発芽したサボテンの苗は次世代へ繋げるため、殆どの種類を接木しています。 殆どの株は、接木することで、ただ早く成長してくれるのですが、一部では奇形化したものが出てきます。 写真は、そのうちの一つです。 羅星丸系のパウロブスキーを接木したのですが、異常成長を起こしています。 あまり大きくさせても、今後どうなるか?よく分からないので、とりあえず、挿して発根させています。 どうも台木から発根が始まったようで、全体的に膨らんできて、花芽も上げるようになってきました。 この奇形株、中心部分が空洞になっているようで、半透明です。 ハオルチアを思わせるような風貌です。 こうした現状は、そこそこ起きるようで、インスタで「環状綴化」という言葉を教えていただきました。 |
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3月 2023
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |