Pterocactus tuberosus 黒竜 関東の愛好家の方より、苗交換で頂戴した黒竜。 根がラディッシュの様になり、すごい根塊が形成されています。 なんと、この株はカキ仔由来だそうです。 実生ではなく、カキ仔だそうです。 温室の地面に直接地植えされ、時間をかけるとカキ仔であっても見事な根塊が形成されるそうです。 ただただ、驚くばかりです。 私も少しだけですが、前述の愛好家の栽培方法を真似してみました。
今年の南大阪サボテンクラブの競技苗は綾波です。 この綾波を4月から地植えしています。
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ほぼ、一ヶ月ぶりのブログ更新です。 少々サボリ気味ですね。 最近の温室は写真の状況です。 ほとんど南米物が中心で、種取り用専門の株なので、見栄えはイマイチです。 しかしながら、球体と根は接木の為、強さは持ってくれていると思います。 今後は種子を豊富に提供してくれるのでは無いかな?と期待しています。 実生棚。
本来、トマトの水耕栽培を行うはずであった、”囲い”を利用をして、4月より実生を開始しています。 数年前から蒔き切れていなかった輸入種子や自家採種種子、または師匠から頂いた種。 今年はすべて播種できたと思います。 ヨーロッパを中心に、これまで西はベルギーから、東はロシアと種子を取り寄せては種を播いています。
それは、それで非常に楽しく、どんなサボテンが生まれてくるのだろうとワクワクしながら播いています。 しかしながら、種子の間違い、混入と言った"ヒューマンエラー"にどうしても出くわしてしまいます。 写真の株は、カマエセレウス・ルイスラミレジーの種子に入っていた不明種です。 写真は、恐らく、ロビビア・ティエゲリアナ(Lobivia tiegeliana)の一種だと思うのですが、よくは分かりません。 ※ カマエセレウス・ルイスラミレジーとは 今回以外にも、「これ違うだろ?」と言うのはこれまでに数回あります。 体内に入れる薬剤やワクチンを購入している訳では無いので、「まぁ、こんなものだろう」と言う事で納得しています。 マミラリア・ブカレンシス・エルサム Mammillaria Bucareliensis cv. erusamu 100均でも取り扱いのあるような耐性のある丈夫なサボテンですが、今年は流石に寒く、水も少なかったのか、真っ赤になっています。 ずんぐりむっくりで、真っ赤なので、なんやら不機嫌な「男梅」のようです。 ギムノカリキウム・モロエンセ
Gymnocalycium morroense LB326 チェコから輸入した原種ギムノの種子ですが、中に斑入りが混じっていました。 モロエンセは夏越えが難しいので、発芽したものを片っ端から接木していました。 その為、通常ならば死んでしまうような斑入りの弱い苗も接木パワーで大きく成長してくれています。 夏の間は黄色かったのですが、冬になると真っ赤に変化してくれています。 一冬を乗り込え、振り返ってみると弊宅の温室ではいろいろなサボテンが紅葉してくれました。 キリン団扇(うちわ)に接木している亀甲ランポー 夏の間は、まったく分かりませんでしたが、紅葉?しています。 「亀甲ランポー」の種子として播種していたので”亀甲!亀甲!”とカタチばかりに注目していました。 その為、夏の間は肌の”色”に全く注意を払っていませんでした。 もしかしたら、斑入りなのかもしれません。 碧瑠璃ランポー(紅葉ランポー)
夏の間は、普通の真緑な碧瑠璃ランポー玉だったのですが、冬になると紅葉ランポーであった事がわかりました。 サボテン師匠いわく、ランポーにおける紅葉の特徴は大きくなればなるほど薄れていくと言う事でしたので、今後数年間の楽しみなのかもしれません。 マミラリア・ペレスデラローサエ(Mammillaria perezdelarosae)を育てていますが、どんどん長くなっていきます。 数年前、和歌山の緑化公園で、「死闘の上」手に入れたペレスデラローサエも、長さ30cmほどの柱サボテン状態になっているものでした。 どうも、鈎刺タイプのペレスデラローサエは、首長になる傾向が強いようです。 もはや、支えがなければ自立することも出来ない状態です。 もはや、ここまで! 心を鬼にして斬首することにしました。 頭の方は、発根促進のため、オキシベロンを塗布しておきました。
根本は方は、腐敗防止のため、殺菌剤を塗布しています。 数ヶ月もすれば、根本の方も新芽が出てくれると思います。 最近はキリンウチワ接木株の接降ろしをひたすらやっております。 今年は溶液栽培も行わず、サボテン用土も用いませんでした。 残留肥料がたっぷりな畑の用土を用いてキリンウチワを育成していました。 残留肥料の影響で、一年で、恐ろしい程生育してくれました。 まだまだ、接木株があります。
この中には一部、成長が著しく悪いものがあります。 これは暖かくなったら、再度、切り戻して、接木したいと思います。 こうした成長の著しく悪いものは、台木と接穂の間がコルク化しているケースがほとんどです。 コルク化してない箇所まで切り戻して再度接木したいと思います。 【キリンウチワの接木面のコルク化について >>> 2016年の記事】 このコルク化が何故発生するのかはよく分かっていません。 何となくですが、湿度が非常に高い雨天時に接木すると、よく発生している気がします。
接台にしようと、干していた台木。(三角袖系の接台です)
ほったらかしにしてしまい、既に2ヶ月が過ぎようとしています。 干す前に、オキシベロンの原液を塗っておいたのですが、発根を確認することも無く、そのまま忘れていました。
確認してみると、根がドーンと出ています。
近づいて見ますと、あまりの根の多さに気味悪さを感じてしまいます。
接台を干していて、ここまで根が出るのは、あまり経験したことがありません・ オキシベロンの効果は絶大な様です。 今年は、接木サボテンを地植えして育成してましたが・・・ 良くない点もありました。 一番大きな困りごとはヨトウムシ(夜盗虫)の大発生でした。 ヨトウムシは、雑草だらけになったビニールハウスを整地したら、その年には大発生するとの噂を聞きましたが、当ビニールハウスでも同じ状況でした。 防虫ネットは貼っているのですが、大発生しました。 おそらく地下で眠っていた蛹が成虫になって卵を生みまくった事が一番の原因だと考えられます。 7月~8月にかけて大発生し、駆除しても駆除しても、気づいたらサボテンの成長が食べられています。 9月の後半からは一応の沈静化が見られ、現在では落ち着いています。 う”~う”~ 高いサボテンなのに! 成長点を見後に齧ってくれています。 でも、分頭してくれたのが、せめての救い。 今後は、仔吹きマシーンとして活躍してもらいたいと思います。 何故かヨトウムシは成長点が大好きです。
他に食べるものがあるだろうに・・・・ 接穂の成長点を、まるで嫌がらせ行為の様に食べてくれます。 温室を埋めるのには、3年はかかると思っていたのですが・・・ 予想外に早く埋まってしまいました。 実家に滞在中は、ひたすらマシーンの用に接ぎ木する事を繰り返しているうちに、温室がほぼいっぱいになってしまいました。 キリンウチワが大半をしめます。 似た様な南米種、しかも同じ属のFN違いがほとんど占めます。 ひと鉢ひと鉢にFNと学名を記載し、タグ付けしていますが、この作業が思ってた以上に高い工数になっています。 更に花色違いなどが出てくると、更に細分化しそうです(苦笑) RFIDなど活用できないか?とか思って見てみますが・・・多湿な環境に応じたものは、まだまだ技術の発展を待たなければならないようです。 キリンから出たカキコはオプンチア系や柱サボテン系に更に接ぎ変えています。 今年の夏は、ひたすら雨が降り、天気も悪かったので、秋にはオプンチアに接いだ接穂がいくつか腐ってしまいました。 まあ、これも一つの輪廻転生として、気にせず交換していっています。 台木も接穂も余裕があるので、今年はいろいろな実験が出来て楽しい夏季シーズンでした。
エリオシケ(ヒルホカクタス)とオプンチアの相性が意外と悪くないと言う事が分かったのは、大きな発見でした。 刺を全部取り除いた、小さなカキコを接ぎ木したのですが、全面に刺が出てきており、更に子供が吹くようになってきました。 Phrrhocactus bulbocalyx VG-1410 引き続き、ネオキレニア、コピアポア、ギムノカリキウム、マミラリアと実験を繰り返しています。 (ギムノカリキウムとマミラリアは殆ど結果でていませんが・・・) |
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5 月 2022
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