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水辺に生える「剣」のサボテン・ウィギンシア・グラディアータ

10/13/2026

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写真
ウィギンシア・グラディアータWigginsia gladiata FS540 現地を思い浮かべながら・・・

ウィギンシア グラディアータ(Wigginsia gladiata) FS540
採集地の記録:near Salto, Uruguay

3年ほど前にチェコから種子を導入し、実生から育てている Wigginsia gladiata FS540。 うちでは丈夫なサボテンという印象で、日本の暑い夏にもよく成長し、 夏になるとウィギンシアらしい黄色い花を咲かせます。

この株の由来を調べると、FS540という番号は、 ウルグアイの採集記録だけでなく、 Wigginsia gladiataという名前が成立するまでの歴史にもつながっていました。 今回は、手元の栽培観察と、採集・分類に関する資料を合わせて紹介します。

1.FS540 ― Saltoに由来する採集記録

手元の導入記録とフィールドナンバー

種子の導入時に記録されていた名称と産地は、次のとおりです。

Wigginsia gladiata FS 540
near Salto, Uruguay

FSは、ブラジルのサボテン研究・採集で知られる Francisco Stockingerのフィールドナンバーです。 古いNotocactusのフィールドナンバー資料にも、 「FS 540 — gladiatus — Salto / Uruguay」 という記録が残っています。

また、古い整理では Malacocarpus gladiatus n.n.という名称のもとに、 FS540、FS714、FS873、KZ122、HU1077、PR113など、 複数のフィールドナンバーがまとめられていました。 「n.n.」は、正式な命名上の要件を満たしていない名称を示す表記です。

つまり「gladiatus」と呼ばれる植物は、 正式な種として記載される以前から、 採集者や栽培家の間で認識されていたことになります。 [資料:Notocactusの名称・フィールドナンバー整理]

同じ番号に残る、異なる分類名

ADBLPSの2026年3月の種子リストでは、FS540は 「sellowii fa. gladiatus FS540 — Salto, Uruguay」 として掲載されています。 こちらには、sellowiiの一型として扱う分類が残っています。 [資料:ADBLPS種子リスト]

分類名が変わっても、FS540という番号は由来を照合する手掛かりとして残ります。 ただし、番号だけで現在流通する株の同一性が保証されるわけではありません。 種子の入手先や、その後の増殖記録も合わせて残しておくことが大切です。

2.長く知られていた植物が、2020年に正式記載された

Wigginsia gladiataの命名

Wigginsia gladiataが正式に記載されたのは2020年です。 Victor GaponとNatalia Ponomarevaが、 モスクワのサボテンクラブ誌Kaktus-Klubに記載を発表しました。 [資料:2020年の原記載]

命名の基準となるタイプ標本には、FS540ではなく、 VG15-1424の採集株が用いられました。

採集番号 VG15-1424(VG-1424とも表記)
採集地 Arroyo Valentín Grande, Salto, Uruguay
標高 93 m
採集日 2015年11月18日
標本収蔵先 ウィーン大学の標本庫(WU)

FS540とVG15-1424の関係

この二つの番号は、次のように区別できます。

  • FS540: Stockingerによる、Salto由来の採集記録。 古くからgladiatusの名称で扱われてきた系統。
  • VG15-1424: SaltoのArroyo Valentín Grandeで採集され、 2020年の正式記載でタイプ標本に用いられた植物。

両者は同じSalto地域に由来しますが、 同じ採集地点・同じ個体群だとまでは断定できません。 FS540について分かっている産地情報と、 VG15-1424について記録された詳細は、分けて読む必要があります。

3.「gladiata」の由来 ― 剣のような強い刺

種小名のgladiataは、 ラテン語のgladius(剣)に由来します。 この植物の特徴を、名前そのものが表しています。

2020年の原記載では、次のような形態が示されています。

  • 4本の強い刺が十字状に配置される。
  • 刺はまっすぐ伸び、断面が三角形になる。
  • 成熟株の茎は暗緑色を呈する。
  • 肋の数は21~23本ほどになる。

比較対象とされたWigginsia sellowiiは、 刺が比較的弱く本数が多い傾向があり、 茎はより大型で淡い青緑色になるなど、 形態上の違いが示されています。 [資料:原記載の形態比較]

FS540が種子リストで「sellowii fa. gladiatus」とも扱われていることを考えると、 これらの違いをどの分類階級で評価するかが、 この植物の扱いに関わってきたことが分かります。 成長とともに現れる強い刺は、その違いを観察する上でも注目したい特徴です。

4.自生環境 ― 乾燥砂漠だけでは理解できないサボテン

水溜まりの近くで見つかった個体

ウルグアイでの現地調査を紹介した2018年の資料には、 VG-1424の植物が、 岩場の水溜まりのすぐ近くに生育している写真が掲載されています。

記事では、強烈な刺から乾燥した環境を連想するものの、 この場所の植物は少なくとも水分に乏しい状況には見えない、 という趣旨の観察が述べられています。 [資料:ウルグアイでの現地調査]

ただし、これはVG-1424の生育地点についての観察です。 FS540も同じような水辺で採集されたとまでは言えません。 また、水溜まりの近くに生えていることと、 根が常に湿った状態に耐えることも、同じではありません。

Saltoの気候と、日本での栽培観察

Salto県の公式資料では、この地域の気候は 温暖・湿潤で、夏は暑いと説明されています。 典型的な乾燥砂漠とは異なる環境です。 [資料:Salto県の気候]

この背景を踏まえると、Wigginsia gladiataは、 乾燥への耐性だけでなく、 夏の暑さと降雨のある南米東部の岩場環境との関係からも 理解したいサボテンです。

うちのFS540が日本の夏にもよく成長するという観察は、 こうした地域の気候と重ねて考えると興味深く感じられます。 もっとも、これは手元の栽培条件で得られた実感であり、 自生地の写真だけから耐湿性や水やりの適量を決められるわけではありません。

5.WigginsiaからParodiaへ ― 名前と分類の現在地

命名と属の組み替えは別の出来事

2020年にWigginsia gladiataとして記載された後、 2021年にM. H. J. van der Meerによって、 Parodia gladiataへ組み替えられました。

KewのPlants of the World Onlineでは、 次の名前が受容名として扱われています。 [資料:Plants of the World Online]

Parodia gladiata (V.Gapon & Ponomareva) M.H.J.van der Meer
基礎異名:Wigginsia gladiata V.Gapon & Ponomareva

「正式に記載された名前」と「ある分類体系で採用される名前」は区別できます。 Wigginsia gladiataは正式記載された名前であり、 Kewの分類体系では、属をParodiaに置いた名前が採用されています。

属の境界については研究が続いている

2023年の研究では、広義のParodiaに含まれる WigginsiaやNotocactusなどの分類境界が、 引き続き検討の対象となっていることが指摘されています。 [資料:2023年の分類研究]

2025年の多数の核遺伝子を用いたサボテン科の系統解析では、 Wigginsiaを含む広義のParodiaが、 共通祖先に由来する一つのまとまりとして支持されています。 一方、その内部の関係には不明瞭な部分も残ります。 [資料:2025年の系統解析]

同じ2025年には、胚珠形成などの比較から、 Wigginsiaなどを区別する分類にも根拠を示す研究が発表されています。 形態・発生学・分子データを合わせた、さらなる検討が必要とされています。 [資料:2025年の発生学的比較研究]

これらは属の範囲を考える研究であり、 FS540そのものの位置づけを直接確定するものではありません。 私は栽培上、導入時の由来を残すため、 Wigginsia gladiata FS540というラベルを維持し、 Parodiaの名前も併記しておこうと思います。

写真
Wigginsia gladiata FS540

6.黄色い花とともに残していく記録

うちのFS540は、実生苗の頃から特に神経質なところはなく、 夏にもよく成長し、黄色い花を咲かせています。 調べる前は「丈夫な黄色花のウィギンシア」という認識でしたが、 小さなラベルを辿ることで、その背景が少し見えてきました。

  1. StockingerによるSaltoの採集記録。
  2. gladiatusという名称で認識・流通していた時代。
  3. 後年のSaltoでの現地調査と、VG15-1424の採集。
  4. 2020年のWigginsia gladiataの正式記載。
  5. 2021年のParodia gladiataへの組み替え。

これは、一つの株が順に受け継がれたことを示す系譜ではありません。 しかし、同じ植物を研究者や栽培家がどう認識してきたかを知る、 名称と採集記録の歴史です。

フィールドナンバーに、導入先や栽培中の観察を重ねて残していく。 今年もFS540の黄色い花を眺めながら、 強い刺の変化や成長の様子を記録していきたいと思います。


学名・Field Number・Local Data

導入時の名称:Wigginsia gladiata FS540
Kewの受容名: Parodia gladiata (V.Gapon & Ponomareva) M.H.J.van der Meer
基礎異名: Wigginsia gladiata V.Gapon & Ponomareva
Field Number:FS 540
Collector:Francisco Stockinger
Local Data:near Salto, Uruguay
導入・栽培:約3年前にチェコから種子を導入し、実生で栽培

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ロビビア WR180の開花―黄色い花からたどるボリビアの採集記録

10/3/2026

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写真
Lobivia arachnacantha WR 180 Valle Grande à Samaipata / Santa Cruz / Bolivie 原産地での開花を思い浮かべながら・・・
うちの温室ではWR180をたくさん育てています。(カキコがよく取れる)
黄色い花がよく咲くタイプです。

WR180は、ボリビア・サンタクルス県のValle GrandeからSamaipataにかけてヴァルター・ラウシュ(Walter Rausch)が採集したものです。
フィールドナンバーの記録では、この周辺にはWR180のほかにも、近い地域から採集されたアラクナカンサ(arachnacantha )の仲間があります。

WR180という番号に残された情報

「WR」は、南米のサボテンを調査したヴァルター・ラウシュ(Walter Rausch)の名前を簡略させて表記したフィールドナンバーです。こうしたフィールドナンバーは、過去にどのような採集記録が行われたのか、そのつながりを示す手掛かりになります。
WR180の産地として伝えられているのは、ボリビア・サンタクルス県のValle GrandeからSamaipataにかけての地域です。
​この周辺には、アラクナカンサ(arachnacantha)の仲間として扱われてきた、ほかの採集番号もあります。

近隣のWR184・WR186との比較

WR180の周辺には、アラクナカンサの仲間として、WR184やWR186と言った種類も知られています。
フィールドナンバー
採集地の情報
花や刺の特徴
WR180
Valle Grande〜Samaipata方面
黄色〜オレンジの花。うちでは黄色い花がよく咲きます
WR184
Valle Grandeの南
Vallegrandensisとして知られ、赤〜橙赤色の花
WR186
Valle Grandeの東
densisetaとして知られ、赤花と密な刺が特徴
写真
densisetaという名前は、密であることと剛毛を表す語に由来します。
名前そのものにも、植物を見分ける際に注目された特徴が残されています。

これらの採集地を地図上に置くと、番号だけでは分かりにくい位置関係が見えてきます。
花の色や刺の違いを、産地と結び付けて眺めることができそうです。

花とともに受け継ぐ記録

育てている株の花を見る楽しみと、そして、その株がどんな背景・歴史があり、どこにつながっているのかを調べる楽しみ。
フィールドナンバーのあるサボテンには、その両方があります。

​農園で咲いたWR180の黄色い花も、ボリビアの土地と、そこを歩いて調査した人の記録につながっています。これからも番号と由来を残しながら、株ごとの違いを観察していきたいと思います。
写真
Lobivia arachnacantha WR 180 Valle Grande à Samaipata / Santa Cruz / Bolivie 実際には、ビニールマルチの上で育っています(汗)
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レブチア / アイロステラ / メディオロビビアの分類

2/23/2025

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レブチア / アイロステラ / メディオロビビアが大好きで愛培していますが、分類学的な情報について私は殆ど知識を持ち合わせていません。
少し前から、Chat GPTの中で、より学術的な内容に特化したScholar GPTのアドオンを使って、大好きなこれらのサボテンに関する分類学的な議論・論文などをAIから紹介してもらっていました。

なかでも、2011年に発表された「FURTHER INSIGHTS AND NEW COMBINATIONS IN AYLOSTERA (CACTACEAE) BASED ON MOLECULAR AND MORPHOLOGICAL DATA」という論文がなかなか秀逸な内容そうだったので、今回、この論文をNotebookLMというGoogleのAIで内容をまとめてもらいました。
写真
Mediolobivia pygmaea v. canacruzensis WR642 mutant
レブチア / アイロステラ / メディオロビビアの分類
【結論】
アイロステラ属(Aylostera)はレブチア属(
Rebutia)とは異なる独立したグループであり、分類学的に分離されるべきであるということです。
【歴史的経緯】
サボテンの世界では、レブチア属(Rebutia)というグループが、分類が非常に難しいことで知られています。この難しさには、レブチア属の分類に関する歴史的な経緯が深く関わっています。
【分類の揺れ】
レブチア属は1895年に記載されて以来、その範囲や含まれる種に関して、研究者によって意見が大きく異なっていました。ある研究者は細かく分割する傾向(splitter)があり、別の研究者はより大きなグループにまとめる傾向(lumper)がありました。

【属の統合と分離】
近年では、レブチア属をより大きなグループにまとめる試みとして、スルコレブチア属(Sulcorebutia)やワインガルチア属(Weingartia)と統合する意見もありました。
しかし、反対に、
Backeberg (1966)では狭義のレブチア属、アイロステラ属、メディオロビビア属に分割する意見もありました。
中間的な分類:Donald (1975a)では、スルコレブチア属とワインガルチア属を除いたレブチア属を、5つのセクションに分けるという中間的な分類を提唱しました。
写真
Weingartia neumanniana v.dagmariana MS1818, Tupiza - El Puente, Sud Cinti, CHUQ
【新しい分子系統解析の登場】
近年、DNA解析技術が進歩し、
分子データに基づいてサボテンの進化の関係をより正確に推定できるようになりました。その結果、広義のレブチア属は下記2つのクレードに分けられることが分かってきました。※ クレード(共通祖先を持つグループ)

【レブチア系のクレード】
・狭義のレブチア属(Rebutia sensu stricto)
・ワインガルチア属(Weingartia)
・シンチア属(Cintia)
・スルコレブチア属(Sulcorebutia)

【アイロステラ系のクレード】
・アイロステラ属
・メディオロビビア属
 (旧、
ディギトレブチア属(Digitorebutia)属、シリンドロレブチア(Cylindrorebutia)含む )
写真
Sulcorebutia mentosa SE 121, Aiquille, 2300 m
【詳細補足】
レブチア属とその近縁属の分類をより明確にする為に、ATPB-rbcLいう特定のDNA領域が、サボテンの種類を識別するためのDNAバーコーディングマーカーとして使えるかどうかを調べました。
研究の方法と結果研究者たちは、さまざまなレブチア属のサボテンからDNAを抽出し、ATPB-rbcL IGS領域の配列を解析しました。
そして、分子系統解析という方法を用いて、サボテンの進化の関係を表す系統樹を作成しました。
【1】新しい分子系統解析の結果
・アイロステラ系についての結果
 アイロステラ属
(R. deminuta, R. fiebrigii, R. pseudodeminutaなど)とメディオロビビア属(R. einsteinii, R. pygmaea, R. steinmanniiなど)は、レブチア属(狭義)とは異なるグループを形成することが確認されました。
 アイロステラ(亜属アイロステラと亜属メディオロビビア)は、94%のベイジアン確率で単系統群を形成しました。
(※ ベイジアン =ベイジアン統計モデルと言われる統計的な計算方法の一つです)

・狭義のレブチア系についての結果
 狭義のレブチア属(Rebutia sensu stricto)は、R. kariusiana、R. wessneriana、R. fabrisiiと共に、99%のベイジアン支持、DI=4、90%のブートストラップ支持でクラスターを形成しました。
【1】伝統的な外観・形態的な相違の結果】
・アレオーレ(刺座)の位置:
 レブチア属:イボの中央部分にあります。
 アイロステラ属:イボのやや上側に位置し、少しくぼんでいることがあります。

・果実/花の鱗片の付け根:
 レブチア属:ほとんどの場合、裸です。わずかに毛がある場合もあります。
 アイロステラ属:毛や剛毛、または綿毛があります。
写真
Aylostera densipectinata KK0849
まとめ
これらの分類学的再編成は、サボテンの分類における長年の混乱を解消し、より自然な分類体系を構築するための重要な一歩となります。この研究は、分子データと形態データを組み合わせることで、サボテンの分類学において重要な再編成を提案するものであり、今後のサボテン研究における基礎となることが期待されます。特に、アイロステラ属をレブチア属から分離し、独立した属として認めるという結論は、サボテン愛好家や研究者にとって重要な情報となるでしょう。
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南米花物サボテン&ギムノカリキウムの進化とうちの南部型ワインガルチア

3/8/2024

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昔からあるスルコパッション(Sulcopassion)というベルギーのサイト。
PDFの文章が大量にあるのですが、私自身、サボテンの論文を読めるほどの知的基礎体力が無いため、あまり見ていませんでした。
但し、少しの専門用語をChat GPTに食わせるとなかなか面白い文章が翻訳されてきました。

<出典URL> https://www.sulcopassion.be/pdf/0107_2001.pdf (注:PDFドキュメントです)
写真
ワインガルチア・ニューマニアーナ HTH265 / Weingartia neumanniana (ギムノカリキウムに近い鱗状の蕾を持つと言われています)

かいつまんでみると・・・
・南北アメリカ大陸はこれまで4回の氷河期に見舞われ、サボテンはほぼ死滅した。
・氷河期が終わり、わずかに生き残ったサボテンが、アンデス山麓を目指して生息域を広げて行った。
・そこには二つの大きなグループがあった。

1)ワインガルチアグループ:
ワインガルチアグループには、ワインガルチア属、スルコレブチア属、ギムノカリキウム属が含まれる。
・このグループには、魚の鱗の様な表皮を持った蕾、その他の身体的特徴が似ている。
・スルコレブチアとワインガルチアは相互に受粉させるとF1個体が生まれる。

※ ちなみに、ワインガルチアとギムノカリキウムの交配についての実験結果の記載はありません。
多分、誰も成功してない? 恐らく、ここの部分に触れると文章全体が理論破綻を起こすので、あえて書いてないような気がします。

2)エキノプシスグループ
エキノプシスグループには、エキノプシス属(ロビビア、カマエセレウス)に加えてレブチア属が含まれる。
・カマエセレウス属とレブチア属は受粉させるとF1個体が生まれることが確認されている。
※ 本文には書かれていませんが、マツカナ、アカントカリウム、ピグマエオセレウスもこっちに入ると思います。
(追)ディスコカクタスとエキノプシス系も交配可能なようです(instaで教えていただきました)

・レブチア属とスルコレブチア属とでは外観がそっくりなのにも関わらず、全く交配できない。
写真
ワインガルチア・ニューマニアナ・ダグマリアナMS1818 /Weingartia neumanniana v.dagmariana ギムノカリキウムに近いと目される南部型
【追記】ワインガルチアのタイプ違いについて
​また、本文章では、ワインガルチアについても説明がありました。
抜粋すると下記です。
-----------------------------
ワインガルチアはボリビア、アルゼンチンを中心に一部チリにも分布するサボテンです。
このワインガルチアには北部型と南部型というのが存在している。

1)ワインガルチア北部型:
・ホームセンターとかで販売されている花笠丸(Weingartia neocumingii)は北部型になる。
・これはスルコレブチアに形態的に似ている。
・スルコレブチアは稜が形成されないという特徴があるが、ワインガルチアの花笠丸も同様に稜が形成されない。

2)ワインガルチア南部型
・ニューマニアなどの成長が遅いワインガルチアは南部型になる。
・これはギムノカリキウムに形態的に似ており、鱗状の蕾、稜が形成される。

・・・・と言った感じです。
DNAを検査した結果では無く、あくまで、「形態的」特徴です。
まあ、2001年発表の文章なら遺伝子分類と形態的分類の過渡期かな?と言う感じもしなくも無いですが・・・
いずれにせよ、Chat GPTを用いてロマンある文章に出会えることが出来たので感謝です。
【補足:Chat GPTのプロンプト】
​ちなみに、Chat GPTには下記の条件文(Prompt)を加えています。

これがあると、ちょっとサボテンよりの文章になり分かりやすくなると思います。
これが無いと、サボテンではなく、一般的な「草花」の用語を用いて翻訳しようとするので、少し分かり難くなります。

【プロンプト】-------------------------------------------------------
<専門用語参考>
突起(tubercle)
先端/頂部(apex)
突起の基部(axil)
アレオーレ/刺座(areole)
刺座の周辺部に発生するトゲ(radial spines)
刺座の中央部に発生するトゲ(central spines)
トライコーム/毛状突起 (trichome)
果皮 (pericarp)
斑入り状態(chlorotic)
レブチア(Rebutia)
ギムノカリキウム(Gymnocalycium)
カキコ(offset)

上記専門用語を参考に日本語に翻訳してください。
-------------------------------------------------------
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直射日光下でのサボテンの刺

2/25/2024

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写真
うちの温室では、トマトなどの野菜も育てています。
しかし、サボテンと野菜はなかなか両立できませんね。
野菜が害虫を寄せ付け・・・それはそれは・・・・ひどい事になっています。

しかしながら、サボテンだけ専念できない諸事情もあり、このままでいく予定です。

一方、うちの温室には野菜が元気に育つ事ができる無遮光の太陽がガンガンに刺す場所があります。

春や夏の間、こんな場所に、サボテンを置くと、一発で日焼けしてしまいます。
でも、今は冬。
トマトも枯れているし、場所も無いし
​・・・という事で冬季限定で無遮光の場所に置いてみました。

​無遮光下は、どうも温度がかなり上がるようで、冬にもかかわらず、サボテンがどんどん成長してくれています。
さらに刺も、見たことないような刺が出てきてくれています。
写真
Acanthocalycium thionanthum v.aurantiacum LF0069a : Capillitas/Argentine
アカントカリキウム・シオナンサム・アウランティアカム LF0069a
下部の刺とは比べ物にならない強い刺が出てきてくれています。
なんとかこれを維持したいと考えていますが、アカントカリキウムの中ではアウランティアカムは暑さに強くは無いので、夏場はこの環境では厳しいかもしれません。
写真
Lobivia ferox
ロビビア・フェロックス
これまた、南米病大好きな高温に弱いフェロックス君です。
最近、こうしたロビビアとかエキノプシスの強い刺のサボテンがついつい気になってしまいます。
写真
Lobivia backebergii f.nova KP 103 (La Apana-Palca、La Paz-Nevado Illimani、3942m、Bol)
ロビビア・バックベルギー・ノバ KP103
これも、普通のバックベルギーなのですが、直射日光に当てると、2段の団子のようになってしまいました。
2段目の刺がすごく強くなってきています。
写真
Lobivia lateritia v. kupperiana
ロビビア・ラテリティア・クッペリアナ
刺もののロビビア・エキノプシス系で、刺の強さは最高峰を誇るのでは?とは個人的には思っているクッペリアナ君です。
ポーランドやチェコなどの西部スラブ語圏の栽培家の写真でしか見た事はありませんが、「クッペリアナ」で紹介されているサボテンは本当に刺大魔王みたいな感じになっています。
家ではまだまだ、一年生なので、こんなものですが、将来的にはごっつい刺を出して欲しいです。

でも、夏には特に弱そう。(ポーランドとかチェコとか涼しそう~)
​
接ぎ木チートが欠かせなさそうです。
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温室棚の様子(完成株の詳細2/2)

3/7/2023

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写真
Trichocereus pasacana KLA 49 (C Ruinas de Quilmes p TUC)
トリコケレウス・パスカーナ
接降ろし後、一年以上たっていますが、根がちょろっとしか出ていません。
どうも用土が乾きすぎるようです。
今年はの接降ろしは、この手の乾燥しすぎによる失敗が多いです。
今年からは用土を見直して、バーミキュライトを混ぜるようにしています。
写真
Copiapoa cinerea JN 2047 Santunario Lydia Escobar Negra, Antofagasta 352m
コピアポア・黒王丸 JN 2047
これも、接降ろし後、一年以上たっています。
こっちはキリンウチワの根が元気いっぱいです。
その為、青々としており、黒王丸であって黒王丸で無い感じです。
じっくり数年かけて、「クチクラ外ワックス(Epicuticular wax)」を吹く白っぽい球体に仕立て上げたいと思います。

写真
Pyrrhocactus bulbocalyx ssp. VG-1410 Sa. de las Quijadas, San Luis
エリオシケ(ヒルホカクタス)・ ブルボカリックス ssp VG1410
師匠の家にブルボカリックスが一株(FNなし)あり、その交配相手として育ててみたいとな思い育てていました。
本種は、ウチワサボテンと極めて相性が良く、非常に大きく成長してくれました。
暑さに弱い種類のようなので、今年が少々心配です。
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地植えする「のび太くん」と「ドラえもん」の思い

2/9/2023

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ChatGPT(ちゃっと・じー・ぴー・てぃー)はマイクロソフト社が資金提供している「Open AI」という会社のAI(人工知能)です。

今回、ChatGPTには「ドラえもん」にコスプレ頂きたいと思います。
そして、キリンウチワの接降ろし株を「鉢」ではなく、「地植え」して根出し管理をしている「のび太くん」への思いを語ってもらおうと思います。
写真
こんにちは、僕はドラえもん!のび太くんの親友です。
のび太くんはサボテンの接木が趣味だね。
最近、サボテンの接木が完了した後、地面に植えてみる試みをしているんだ。

それについては、僕もまずは協力しました。しずかちゃんも協力してくれました。
一緒に土を掘って、サボテンを植えました。
ジャイアンはちょっと力を貸してくれませんでしたが、まあ、彼はそんな人間ですからね。
スネ夫もそれほど協力はしてくれませんでしたが、とにかくのび太くんの手伝いができるところは手伝ってくれました。

僕としては、のび太くんの新たな試みは大変面白いと思います。
もちろん、最初は失敗するかもしれませんが、それが成功するまでの繰り返しこそが人生です。
のび太くんが自分で考えたことを実践することは素晴らしいことだと思います。
ちなに、今回、前提は下記で実行していました。
【プロンプト(事前情報・諸条件)】
* Chatbotの名前は、「ドラえもん」です。
* ドラえもんの一人称は「僕」です。
* ドラえもんは未来から来た猫型ロボットです。
* ドラえもんは「のび太くん」と一緒に生活しています。
* 「のび太くん」は何をやらせても失敗ばかりする人です。
* 「ドラえもん」は「のび太くん」を暖かく見守っています。
* 「ドラえもん」は子供の様な喋り方をします。

「のび太くん」の人間関係:
* 「のび太くん」には「しずかちゃん」と言う友達がいます。
* 「しずかちゃん」は「ドラえもん」にも「のび太くん」にも友好的です。
* 「のび太くん」には、「ジャイアン」と言う友達がいます。
* 「ジャイアン」は「のび太くん」に暴力を使い支配しようとしています。
* 「のび太くん」には、「スネ夫」と言う友達がいます。
* 「スネ夫」は「のび太くん」をずる賢く利用しようとします。

追加情報
* のび太くんは、サボテンの接木が趣味です。
* 通常、サボテンの接木が完了した後、サボテンは鉢に植えられます。
* のび太くんは、サボテンの接木が完了した後、それを地面に植える試みをしてみました。

【与えた命令】
あなたの自己紹介をして下さい。
そして、のび太くんの新たな試みについて、のび太くんが友人たちとどの様に協力したのか記述しなさい。
そして、のび太くんの新たな試みについて、あなたの考え方を教えて下さい。
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サボテン地植えの効果

6/27/2022

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Pterocactus tuberosus 黒竜
Pterocactus tuberosus
黒竜

関東の愛好家の方より、苗交換で頂戴した黒竜。
根がラディッシュの様になり、すごい根塊が形成されています。

なんと、この株はカキ仔由来だそうです。
実生ではなく、カキ仔だそうです。

温室の地面に直接地植えされ、時間をかけるとカキ仔であっても見事な根塊が形成されるそうです。
ただただ、驚くばかりです。
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私も少しだけですが、前述の愛好家の栽培方法を真似してみました。
今年の南大阪サボテンクラブの競技苗は綾波です。
この綾波を4月から地植えしています。
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プテロカクタス・ゴンジアニーの開花

5/8/2022

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Pterocactus gonjiani RH2205a
プテロカクタス・ゴンジアニー
以前より、頂いていたゴンジアニー。
昨年の初夏、長さ8cmほどのカキコを頂いてたのですが、2cmほどを切り戻してキリンウチワに接木していました。
プテロカクタスはキリンウチワと極めて相性が良いようで、一夏で直径10cm程度の群生株が出来上がってしまいました。
(Kさん!有難うございます!)

群生株は出来上がったのですが、開花はテフロカクタスのようなテクニカルな感じなのだろうと勝手に想像していました。
しかし、そうした心配は不要だったようです。
特に何も管理していませんが、勝手に開花してくれました。

ちなみに、このゴンジアニー。
南米系のサボテンではよく見る名前です。
メディオロビビアにもゴンジアニーと言う名前のサボテンが存在しています。
アルゼンチンのサボテン協会の会長さんだったBarkev Gonjian氏を記念して命名されているようです。
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激しい刺のトリコケレウス

3/28/2022

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Trichocereus pasacana KLA 49 C Ruinas de Quilmes p TUC
トリコセレウス・パスカーナ
トリコセレウス(トリコケレウス)属。
よく聞くサボテンなのですが、これまで手にしたことがありません。

なにやら、でかそう? 柱サボテン?というイメージしかありません。

また、海外の愛好家がトリコセレウスを接台にすると言う話をよく聞きます。

・トリコセレウスは接台として使える!

・いや、トリコケレウスはスペインやイタリアと言った温暖な南欧でしか接台としては使えない!

と言った議論を見たことがあるのですが、さっぱり話についていけません。

以前より、いつか手にしてみたいと思っていました。
丁度、種子リストに良さげな種が掲載されていましたので、昨年、播種していました。
特に、このトリコセレウス・パスカーナというのは、種子リストに”白ピンクの大きな花、接台として最高(※)”と注釈がありました。
 (※) large white pink flowers, very good rootstock for grafting) 

どんな顔の接台なのだろう?といち早く雰囲気が掴みたかったので、接台であるパスカーナを早速実生接してみました。

いちおう直径5cmほどになりましたが・・・・すんごい刺です。
こんなの本当に接台に使うの!?
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    近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。
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