ギムノカリキウム 新天地 (Gymnocalycium saglionis)
大きな育苗トレーに植えていたものを、個々の鉢に植え直しました。 その途端に、何だか棚がえらい賑やかに感じます。気の所為ですが・・・ ちょっと日焼けしたものもありますが、何とか普通に成長してきてくれています。
ワインガルチア・プカレンシス(Weingartia pucarensis)
オランダのLudwig Berchtさんから送付頂いた種子から育てたワインガルチアです。 しかしながら、このLudwig Berchtさん、先週の終わりに、ご他界なさったと聞き及びショックを受けています。 ギムノカリキウムの研究で有名な方でしたが、氏が毎年発行していた種子リストにはレブチア・スルコレブチア・メディオロビビアと言った南米物が沢山のっており、私としてはかなり影響を受けました。 写真の株は、そのBerchtさんより送付頂き3-4年経過しています。(接木) このワインガルチア・プカレンシスは温室に持ってきてから、2月よりずっと花をつけてくれています。 軒下栽培ではでは、5月と6月、そして秋ごろしか咲かないのですが、温室栽培では終始咲き続けてくれています。
今まで、小さなフレームで標準サイズのポリポットをメインに栽培を行っていました。
「根」にとってみれば、ちょと狭苦しい環境だったかもしれません。 今回場所が確保できたので、少々大きめの鉢に植え替えました。
瑞昌玉(Gymonocalycium stellatum var.flavispinum VG471 Los Reartes, Cordoba)
植え替えて成長が促進されているのかもしれませんが、球体がかなり緑色になってきました。 本個体は、種取り様のキリンウチワの接ぎ降ろし株です。 実根の方は、もう少し小さく、そして紫色をしています。
スルコレブチア・スタインバッキー ポリモーファ(Sulcorebutia steinbachii v. polymorpha SE130)
サボテンを初めて実生した5~6年前から管理している個体です。 根を切っては標準ポリポットに植え替えを繰り返してきましたが、今回ちょっと大きな鉢に植えてみました。 花はいつも1~2個しか咲かないのですが、沢山咲いてくれれば嬉しいです。
ギムノカリキウム・ベルクティ(Gymonocalyciu Berchti)
これは三角袖から接ぎ降ろししたものです。ベルクティには雄と雌が存在するの? と思ってしまうほど、「種をつける個体」と「種をつけない個体」がうちでは存在しています。 本株は全く種が取れないので、接木して種への栄養を補給する必要性を感じません。 そこで、去年の夏に接ぎ降ろしました。 根も出てきており、今後も種付け馬として活躍を期待しています。
ギムノカリキウム・グラウカム MS893 (Gymonocalycium Glaucum)
グラウカム=「灰色」を表しているらしいでのすが、その名前通り、薄っすらと灰色の粉っぽい色彩をまとってくれます。 グラウカムは過去に何度か種まきをしているのですが、どいつもこいつも発芽率がとても悪いです。 色々な種子業者から購入しましたが、揃いも揃って発芽率が悪く、苦労させられています。 この2個体は、その発芽率の悪さと、関西を襲った台風21号にも生き延びてきた、リプリー航海士(※)のような個体です。 (※)「映画:エイリアン」で一人だけ生き残る主人公。
白花奇仙玉(matucana madisoniorum "albiflora" Ex:Chrudim Cactusary)
本種はあまり苦労をした経験はありませんが(とは言っても秋によく腐らせる)、大きな体になったのにも関わらず小さな鉢で植えていました。 その影響もあるのか、花も殆ど目にすることがありませんでした。 ちょっと大きめな鉢に植え替えどんどん花を咲かせてくれれば、ちょっと嬉しいです。
来週の2月の連休に備えて、妖艶な光で室内管理しているキリンウチワをいくつか降ろすことにしました。
直径4cm~5cm以上に大きくなったものを選別して、机の上においてみました。 (机の上散らかっていますが・・) 昨年の8月に実生接ぎしたものばかりです。 夏~秋には成長してくれましたが、冬の間は葉っぱが落ちない程度に管理しているだけなので、ほぼ成長していないと思います。
ちょっと気合いれて接ぎ木した、ギムノカリキウム・ナタリアエです。
播種が8月の半ば頃だったので、「時間が無い!」と発芽後3日ほどしか経っていないのをせっせと接木しました。 ナタリアエもいろいろな産地がありますが、本種はSan LuisのConcaranという場所の個体群です。 この個体群はピタッと球体に張り付くような刺(猫爪?)が特徴のようです。 6本接木しましたが、それなりに個性はありますが、まあまあ期待どおりの刺がでているようです。 ただ、環境が変わりガラッと刺の様子は変わるかもしれないので、しばらく成長を見守る必要はありそうです。
理想に近い一本(愛称:エイリアン・コヴェナント君)です。
刺が映画「エイリアン」に出てくる”フェイスハガー”みたいで、じっくり見てると気持ち悪くなって来るのですが・・・・ それが、私としては気に入っています。 ただ、ギムノカリキウム・ナタリアエによく見られる紫色っぽい色・粉が吹く様子は全くみられません。 まあ、接ぎ木なので接ぎ降ろしをして、今後はゆっくり育ててみたいです。
引き続き新たしいビニールハウスの様子です。
今まで鉢植えで管理していた接ぎ木苗を、ぞくぞくと地植えに切り替えていました。 どの様な変化が見られるのか未知数でした。 また、9月~11月に地植えを進めていったので、大した変化は無いだろうと踏んでいたのですが・・・ 予想以上の結果となり、驚いています。 成長が良すぎて、半分呆れ返っています。
袖ヶ浦接ぎのギムノカリキウム。
地植え後、パックリと身割れを起こしてしまっています。
これまでブログでほとんど登場することのなかったコピアポア・エキノイデス君。
こいつも、ひどい有様になっています。 今まで大した変化がなかったのですが、異様に仔吹きを始めています。 3年前に関西を襲った台風から辛うじて生き残ってくれたのですが、とりあえず元気になってくれているようで安心です。
2年間のブランクがありましたが、キリンウチワの接ぎ木は、ほぼほぼ100%こなせる様になり、以前よりも腕が上がった気がします。
但し、「袖ヶ浦」や「袖ヶ浦交配種系」の切り口がグチョグチョして黒化する柱サボテンへの接ぎ木は、なかなかコツが掴みきれていません。 どうも、切り口にある粘液の拭き取り方が悪いようでした。 キリンウチワは粘液でとろんとろんになって接ぎ木をします。 ややもすれば、葉っぱの絞り汁まで切り口にかけて成功率を高めますが、「袖ヶ浦」はこの真逆を行く必要がありそうです。 上の写真の株も、このひと夏でなんとか大きくできましたが、切り口の部分が真っ黒になり、下手さ加減がよく出ていると思います。
ちなみに他の接木株です。接台を急遽集めて8月~9月にに接ぎ木をしたので、あまり大きくなっていません。やっと新しい刺を出し始めた感じです。
実生苗です。直径2-3cm程度です。
2年間ほぼ1ヶ月に一度の水やりだったので、あまり大きくなっていません。 夏には完全に成長を止める、暑いのが苦手ギムノカリキウムです。 強い光もあまり得意では無いようなので、フレームでは無く、ずっと家の窓際で育てています。 猛暑日が続く様な梅雨明けには、ほぼ断水し、あまり日のあたらないトイレの小窓で保管しています。 秋~冬・春が成長期です。 この時になると南の窓際で育てています。 天平丸に近いのかもしれません。(あそこまで厄介では無さそうですが・・)
柱サボテンに接いでいるギムノカリキウムですが、秋になっても蕾をつけていました。
ところが最近は花芽が異常になってきています。 花芽が丸くサボテン本体の様に変化してきています。 刺も出てきています。 また、本株はこれまで子吹いた事はなかったのですが、よく子吹き始めています。 興味深い生態なので引き続き要観察です。
8月になり、ますます暑い。 高山性のギムノカリキウムにとっては、あまり嬉しくない季節です。 初夏の頃、新しい刺を次々と出し、大きくなってきたのが、盛夏になりスローダウンです。 フェロシオールは冬場の休眠中はかっこよいのですが、温かい成長期には緑の地肌が膨らみます。 この事により、刺と刺の感覚が開いて、あまり格好良くはありません。 例外的に、上の写真の個体は夏場であっても中々見応えのある身体をしています。 悔しいことに、この個体は全く花を咲かせません(苦笑) ギムノカリキウム・リオジェンセ・パウシスピナム 暗めのボディーでお気に入りのギムノです。 よく欧米で”Spec TEL”と表示されているサボテンの一種だと思います。 このサボテンも、成長がちょっと一休みといった感じです。 ギムノカリキウム ステラーツム Var フラビスピナム
いわゆる瑞昌玉というサボテンだと思います。 Flavi(ラテン語)=金色・ブロンド色 / Spinum=刺 ということで、黄色っぽい刺になるのが模式種なのかもしれませんが・・・ あまり黄色っぽい刺を持った個体は多くありません。 白っぽい刺が多いような感じです。 残念なことに、先般の梅雨の時期に、数個体、腐らせてしまいました。
ギムノカリキウム・モロエンセは既に輸入した種を何度も蒔いてますが、失敗ばかりしています。
まずは、細菌にに弱く、播種してもカビたり、半透明になって腐ってしまいます。 それが、恐ろしいので、発芽後3日した様な株を何度もキリンウチワに接ぎ木して保存してきました。 しかしながら、キリンウチワはあまり重い接穂に耐えれないこともあり、直径5cm程度に成長すると、早々に接ぎ降ろし行ってきました。 ただ、接ぎ降ろしに、ことごとく失敗し、全部腐らせています。 写真の株は、竜神木に実生接ぎをし、まるまる2年経過したものです。 やっと、この株のみ生き残っています。 モロエンセ、そしてベルクティの2つは同じ種類?とする見解もあるようですが、両方とも腐りに弱くなかなか保存できていません。 こうした種類について、今後は柱サボテンの接ぎ木をやって行こうと思います。 ちょっとキリンウチワ向きでは無いような・・・
植え替えたLB2178はゆっくりとですが、成長しています。
昨年の11月に植え替えた、ギムノカリキウム・フリードリッヒ・LB2178君です。 昨年11月の様子 暑い熱帯夜が続くようになり、凄く成長してくれています。 本種は、通常言われるサボテンの成長期とは全く違うようです。 春には殆ど大きくなることはありませんでした。 しかしながら、茹だるような暑い夏の到来と共に、すくすくと成長してくれます。 また、本種は強い日光が苦手なようで、少しでも直射日光があたると赤みを帯びて、成長を止めてしまいます。 屋内の窓際で、午前中に光が3-4時間あたるような環境で、とても元気にしてくれています。 まるで熱帯地域の観葉植物のようです。 今年は花を咲かせることは有りませんでしたが・・・ 来年は開花してくれるかな?
前々から、弊宅で管理していたギムノカリキウム・フェラーリ(エヴァエ)です。
>>以前の紹介記事 購入から一度も植え替えたことがありませんでした。 以前の記事をみると、既にほぼ植え替え無しに2年が経過しています。 流石に、このままでは、調子良くなさそうなので、ポットから出してみました。 見事に太い根が出ています。 とりあえず、細かな根は切り取り整理しました。そして、そのまま直射日光に3時間程度乾かしました。
この株は、だいぶ弱ってきています。
昨年の台風の影響により、左半分がかなり雨にあたり、白化して傷になっています。 今後復活してくれれば良いのですが。
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3 月 2021
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運営者大阪の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 大きな温室がある訳ではなく、小さなフレームとLEDやヒーターなどを駆使して栽培しています。 |