「接木の楽しみも格別で、接木を始めてからは、一日に二十本、三十本と接木しないと眠れないという人を私は知っているほどです。」 最新サボテン園芸 伊藤芳夫(1962年初版) 12ページ ギムノカリキウム・アンドレア・ドッピアーナム 本種は発芽後の苗が比較的大きかったので、簡単に実生接が出来ました。 小さなアレオーレが可愛らしく、また、群生しやすいギムノカリキウムのようです。 まだ、発芽から一年経っていませんが、8cmほどの群生株になってくれています。 来年には花を咲かせてくれると嬉しいです。 エキノセレウス・カルメネンシス BW209
エキノセレウスは、あまり良くわかっていません。 ただ、かなりの地域変種がありそう、また、同一地域でも個体差、特に花色の個体差が大きい様です。 ネットで色々見ていてもよく分かりません。 少しは分かるようになればいいなと思い、種を播いています。 カルメネンシスについても殆ど分かってませんでしたが、播種してみると淡い黄色の刺が出てきています。 また、小型種なのか?直径5cmを超えるとそれ以上大きくならずに、どんどん子供が増えて群生していきます。
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今年は、ギムノカリキウムとウチワサボテンの相性をいろいろと実験していました。 ウチワサボテンは、花サボテンと親和性が高いので・・・ なんとなく、羅星丸とならば上手くいくのでは?と思い実験を開始していました。 ほぼ一年接木し、現在はこんな感じです。 ちなみに、去年の10月末の状況は上の写真です。 接木は8月くらいに実施しました。 ギムノカリキウム・ストリグリアナム 本種も無事に問題なく大きくなってきています。 来年は開花してくれることに期待したいと思っています。 ギムノカリキウム・エスペランザエ
一部で根強い人気のあるエスペランザエ。 白い粉は吹いていませんが、ビロードウチワに接木されてから新刺を出してくています。 その他、プロチャズキアーナムなども実験していますが、新しい刺を出してくれています(写真なし) 基本ギムノカリキウムは殆どウチワサボテンとうまく活着し成長してくれるようです。 こんなことならば、もっと数年前からウチワサボテンを活用していれば・・・ 腐ったあいつや、いじけたジョニー、南米病にかかって死にかけてたゴンザレス・・・ あいつら、みんなを救ってあげることも出来たかもしれない! と地団駄踏んでいます。 <参考> その他のギムノカリキウムVSウチワサボテンの実験(22年7月) 寒くなって接木ができなくなっています。 去年までは冬の間はすることも無い状態だったのですが・・・ 今年はちょっと事情が違うようです。 ひたすら植え替えを行っています。 よく言われるのは、「植え替えをすると面積が4倍に増えるという」定説ですが・・・ 実感しています。 植え替えをすると、確かに4倍の面積が占有されていくような感じがしています。 植え替え後の株は木製パレットの上に置いていってます。 接降ろし株が引き続き大きくなっています。 正月休みの間はこれらの植え替えが必要になってきそうです。 子供を掻き取らずに、そのまま接降ろししているので、う~ん、バケモノの様になっている所もありますね(汗) 種取り用なので、姿には拘っていなのですが・・・ ちょっと不格好すぎますね(汗) カマエセレウス (カマエケレウス)・ルイスラミレジー
2018年に記載登録された、ルイスラミレジー。 比較的冷涼な気温を好むようです。 涼しくなってから一気に大きくなってきました。 少々恐怖を感じるような成長速度と育ち方です。 エキノカクタス・翠平丸 一昨年、ヤフオクにて種子で入手した翠平丸の接降ろし株です。 うちでは翠平丸はカイガラムシに弱く、本株もカイガラムシに侵された跡が残ってしまっています。 このバッジの翠平丸の種子では、発芽率向上の実験がいろいろとできました。 硝酸や塩酸につけると良いと聞いていたので、塩酸にも浸してみましたが、種がプカプカと浮かび、表面の溶解を感じられませんでした。 それ以上に、塩酸が怖いので、私にとってこの方法はちょっと馴染めない気がしています。 代わりに行ったのが、種子の皮むきです。 娘の彫刻刀を借りて、種子に軽くクラックを入れ、中の白い”具”が見えるか?見えないか?(時々おもいっきし見えていますが・・・)の状態にして播種してみました。 この方法の場合、殆どの種子で発芽するので、現在の所は、この方法で進めてみようと思っています。 むちゃくちゃ面倒ですが(笑) 時々、力が強すぎて、種を真っ二つにして駄目にしてしまうこともあります(泣) 写真は、太平丸/ 小平丸 / 花王丸 /翠平丸かは分かりませんが、「VM 896」のフィールド番号が付与された個体群の一つです。
昨年は、エキノカクタスの海外種子を導入して、次々と皮むきしては、発芽後接ぎ木しました。 エキノカクタスは発芽後の苗が大きいので実生接ぎが行いやすいく重宝しています。 スルコレブチア・ヘインジー HS151 数年前にも栽培していたのですが、「例のあれ」により消滅してしまいました。 >> 2017年時のヘインジー >> 例のあれ 一昨年くらいから、ヘインジーは大量に輸入され、人気を博していたようですが、理解できるような気がします。 焦げ茶色に白いアレオーレが印象的です。 スルコレブチア・ヘルトゥシー KK2005
ヘルトゥシーはVS340と言うのを、以前から育てていました。 「例のあれ」にも関わらず、現在でも生き残ってくれています。 ヘルトゥシー VS340 しかし、どうも残った個体は同じ遺伝子のクローンの様な気がしています。 VS340で違う遺伝子を導入したいのですが、VS340の販売が無い・・・・無念! 数年は待たなければならなそうなので、違うKK2005と言うタイプを導入して育ててみました。 VS340と比べると、かなり長めの白髪で、想定外に気に入っています。 複数の子株がでてくると、にょきにょきと司馬遼太郎が頭をだしているようです。 ギムノカリキウム・ストリグリアナム・アエネウム TOM07-219 ストリグリアナムを2年ほど前から接木をして大きくしていました。 もっと早く接降ろしをすればよかったのですが、ずるずると傍観していたら、あっという間に…化け物のようになってしまいました。 もう、本体はこれ以上大きくなりきれないのか、台木が吸収した栄養分は次々と花になっていくようです。 しかしながら、一部で花芽になろうとしながらも、途中で花にならず子株になろうとするものがチラホラと現れてきています。 花芽分化に失敗した子株(”花仔”(はなこ)と呼ばれる事もあるらしいです)は、何故か刺の数も異なります。 親株は5本の刺に対して、花芽失敗株はうねった3本刺になっています。 何か、このうねりが美しい。
ちよっと、福島正則の兜を思い出してしまいます。 どうでも良いですが、福島正則と言えば「葵徳川三代」の蟹江敬三(古い…) 「うへへェへへ」とガラ悪く笑う姿が福島正則のイメージそのままでした。 メディオロビビア sp ビラゾン 写真は9月末に開花したメディオロビビアのビラゾンです。 本株は袖ヶ浦に接木しています。 袖ヶ浦はある程度の温度さえあれば、次々と蕾をつけて開花し続けます。 その影響を受けてなのか? 通常ではあり得ない9月にメディオロビビアが開花してくれます。 (通常、メディオロビビアの自根株は5月、6月にしか開花しません) ちなみにウチワサボテン(オプンチア)は年に一度しか開花しません。 その為なのか、ウチワサボテンに接木したメディオロビビアも一年のうち5月、6月の時期にしか開花しません。 60年代の花サボテンの栽培技術書(伊藤芳夫)にも、「袖ヶ浦は花つきが良い!」と絶賛推奨しまくっています。 この理由が分かったような気がします。 メディオロビビア・ビラゾンはネット上では、ピンクと白が混ざった様な色でした。
弊宅ではサーモンピンクの色や、写真の様な、緑と白が混ざったような花色などなど、バリエーションのある花が咲いてくれています。 コピアポア・黒王丸 JN 2047 これまた、キリンウチワ接ぎ木したら無数に出てくるカキ仔をせっせと柱サボテンに接ぎ変えたものです。 発芽して1年半くらいの年齢なのですが、蕾をつけ始めています。 ちょっと異常が過ぎますね。 多分ですが、接降ろししたら、2年間は動かないのでは無いか?と思います(笑) ギムノカリキウム・マザネンセ aff VG1396
このギムノカリキウムも、キリンウチワに接木するとえらい仔沢山になります。 一部を袖ヶ浦に接木しました。 う~ん。これと言って特徴の無いサボテン。 「aff (近似種)マザネンセ」との事でしたので、どんな面白い刺が出てくるのだろうと期待していましたが・・・・ (小声)新天地とあまり変わらんような・・・ ギムノカリキウム・ピルツィオラム P38 「嗚呼~!ピルツィオラム」 「ピルツィオラム」という言葉を発する度に思い出される、枕を濡らした日々。 本当に成長させるのが難しかったです。 発芽しても、皮膚が弱いのか、バタバタと腐っていきます。 なんとか複数の遺伝子をキリンウチワで膨らますことに成功しました。 カキコも取れたので、袖ヶ浦に接ぎ変えたのですが・・・・ これが、また難しい。 昨年のお盆にカキコを接ぎ木したのですが、ゆっくりと2ヶ月ほどかけながらぺっちゃんこになっていきました。 「終わった」 と諦めていました。 すると今年の夏からいきなり急成長を開始。 来年には花も期待できそうな雰囲気になってきています。 ピルツィオラム・・・本当に嫌。 草姿は大好きですが、育てるのが本当に苦痛~ 多分、めっちゃ日陰でそだてなければいけないのかな? ギムノカリキウム・アルマーツム(アルマツム) LF597
昨年の6月くらいに接木していたアルマツム。 << 昨年の接ぎ木直後の様子 >> 刺もしっかり出てくれており、球体もそこそこ大きくなってくれました。 しかしながら、今年は花が咲くことはありませんでした。 今年は5月にアルマーツム(アルマツム)では一番有名な産地であるPaicho産も手に入れることが出来ました。 ゆくゆくはこのHuerta産と比較してみたいと思います。 ギムノカリキウム・プロチャズキアーナム VG345 これまで、いくつかのFNのプロチャズキアーナムを播種しましたが、このVG345は比較的育てやすい印象があります。 ※ ただ、単に種子が新鮮だっただけかもしれません。 発芽率も良く、こじれることも無く育ってくれています。 いくつかは、柱サボテンに接ぎ木しましたが、よく育ってくれています。 ただし! ヒドい汚れ・・・ 今年の春、サボテンの一斉開花と同時に、アザミウマが温室内で大量発生してしまいました。 球体表面の体液をかなり吸われてしまい。下の部分が傷になってしまっています。 ギムノカリキウム・マザネンセ・ポリケファラム・ノバ LF24
これも、先程のプロチャズキアーナムと同様にアザミウマの傷が残ってしまっています。 本種は、なかなか発芽に成功しませんでした。 しかも、発芽後も成長が早くないので、接木サイズになるまでかなり苦労した記憶があります。 刺が非常に長く髭状に伸び、冬になると、もつれた毛の塊のようになってしまう、なかなか趣のあるギムノカリキウムです。 |
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3月 2023
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |