ポリクロマティズム(Polychromatism)とは「同所的な異型」と言う意味で、生物関連の用語として使われます。
Poly=複合的な、複数の Chromatism=形態 私のもう一つの趣味である、シクリッド科の熱帯魚は、同じ種類であっても、幾つかの場所に分かれて生息しているものは、それぞれでの外観・形態(モルフ)を持っています。
例えば、ある種類で「なになに岬」で算出する個体群は体の色が「青」をしている。
一方、そこから5km離れた、「○☓湾」では黄色になっている、といった具合です。 これは、その場所の捕食者・摂取物競争・繁殖競争などのプレッシャーにより、こうした色彩が形付けられるケースが殆どです。
こうした地域によって個体群の外観・形態が変化する「地域変種」はサボテンでもよくみられます。
しかしながら、同じ場所・環境にある同種が、何故か、異なる色彩を呈することがあります。
捕食者、摂取物、繁殖条件などの外部環境が同一にもかかわらず、なぜ色彩を分ける必要があるのか? 「進化の過程?」 「同種と思われているが実は異種?」など、様々な仮説をたてる事が出来ます。 いずれにせよ、こうした「同じ場所」で、「複数の外観形態」を持つことをポリクロマティズムと呼ばれます。 シクリッド(キプリクロミス)のポリクロマティズムについて
本日、スルコレブチアの一種で、このポリクロマティズムを確認することが出来、ちょっと喜んでいます。
本日、LH1419の2つの遺伝子が開花してくれましたが、黄色とピンクの花を見せてくれました。
本株は2年前に種子を海外から導入し、育てたものです。 40粒まいて、3つしか発芽させることが出来ず、その後、接ぎ木で大きくさせました。 たまたま接ぎ木した2つの遺伝子が運良くピンクと黄色をしてくれました。 とてもラッキーです。
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7月 2024
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