最悪コンディションな”庭土”に植えたギムノカリキウム・バッテリーです。
水はけも悪く、水やりをすると、鉢底から水が滲み出るまでに1分間ほどかかります。 前回11月に植え替えた時の様子 なかなか成長の兆しを見せていなかったのですが、ある程度温度が高くなってくると、 悪コンディションをものともせず、パンパンに膨れ上がっています。 流石に庭土だけでは、栄養分が足りないのではないかと危惧していたので、ペレット状態の発酵鶏糞を底の方に漉き込んでいます。
ペレット鶏糞は、キリンウチワや、ウチワサボテンにはよく使っていたのですが・・・
バッテリーのような所謂「普通のサボテン」には殆ど使いません。 雑菌が発生し、腐敗が周るのが怖かったからです。 これまで、アストロフィツムなどにペレット鶏糞を使い、腐らせたことが何度かあります。 ペレット鶏糞はやはり、「接ぎ台」やエキノプシスなどの強健種をブーストさせたい時に使っていこうと思います。 実根のサボテンは、マグアンプか、せいぜい炭化鶏糞くらいにとどめておこうと思います。
昨年の台風から、かなり規模は縮小していますが、ゆっくりと育て続けています。
現在、「自宅」と「生活している家」での2重生活を余儀なくされています。 生活している家にも少しづつ鉢を持ってきては、サボテンを愛でています。 温室栽培の頃と比べれば、日照時間は、だいたい1/4。 温室栽培とは異なり、ほとんど成長を感じることがありません。 それでも、一番日当たりの良い場所、鎮座させています。 しかも、その場所というのが、子供部屋・・・ 子供にとってはいい迷惑かもしれませんが、なんとか理解を得ています。 真ん中のギムノカリキウムはトゲがあるので、あまり子供には喜ばれませんが・・・ トゲの無いサボテンは、子供から、あまり嫌がれる事も無く重宝しています。 家でじっくり育ているというのも、家族とのコミュニケーションが生まれるので、 それも良いものかな?とも感じています。
冬の間のサボテン実生苗の管理
小さな実生苗は、冬の間湿度の高い状態においたままにしています。 写真のように、透明ケースに入れ、南向きの窓際においたままにしています。 恐らくですが、昼間は40度、夜は4度くらいにはなっていると思います。 この状態は12月くらいから始めています。 一週間に一度、空気を入れ替えたり、土を乾かしたりした方が良いのでしょうが・・・ そうした管理が出来ないので、ムシムシの状態でそのままにしています。
冬の間でも、それなりに、早く成長してくれています。
ただし、この管理の難点は、ちょっと暖かくなってくるとサボテンが焼け死んでしまうことです。 2月くらいから、ある程度1-2cm隙間をあけないと焼けてしまいます。 4月~はある程度風に当てたりしないと、暑さに負けて腐ってしまうこともあります。 透明ケースはコストコのチョコ・クロワッサン(パンオショコラ・ザヴール)の空き箱を有効活用しています。 これは、プレステラが丁度4つ入り、かつ、そこそこ空間があるので、とても大好きだったのですが・・・最近のコストコでは、このチョコ・クロワッサンのケースが小さなものに変わったのでとても残念です。
日光に当てて、温度をあてると、どうも調子が悪くなるサボテンを集めて寄せ植えしています。
左から、 1.ロフォフォラ・アルベルト・ヴォイテフ 2.アリオカルプス・姫牡丹 3.ギムノカリキウム・ベルクティ ・・・を集めています。 ※ 中央上部にはロフォフォラ・アルベルト・ヴォイテフが植わっていましたが、腐ったので、代わりにエキノプシスを植えています。
アリオカルプス・姫牡丹は小さいながらも、綺麗に花を咲かせてくれました。
以前、タイ式受粉でギムノカリキウム・バッテリーの種が取れていました。
※以前の記事 今年の初めくらいに1つのポリポットに種子をまいていたのですが、半年後にはもうパンパンです。 パンパンの状態をしばらく続けていたのですが、さすがにマズイだろうと思い、ようやく重い腰を上げ植え替え実施しました。 一つのポリポットから、4鉢に分かれてしまいました。
一番大きな鉢は、いつもの赤玉土・鹿沼土メインの用土に植え付けました。
ちなみに、鉢の中は、炭化鶏糞をすき込んでいます。 小さな実生苗は、この炭化鶏糞を根にガッシリと抱き込むので、弊宅では愛用しています。 但し、炭化鶏糞を用いると、ちょっと雑菌が湧きやすいような気がするので、用土をトップジンやベンレートといった薬品で消毒しています。
ちょっと、遊び?実験的? に、庭の土で植え替えてみました。
水はけ性能は極悪です。 東欧のギムノ愛好家が、水はけ劣悪な畑の土のような用土に、ギムノを植え。 更にその上から水やりを行い、鉢を「ちゃっぷん、ちゃっぷん」にさせていました。 なぜ、その様な環境で育てているのか? 外国語だったのでさっぱり分かっていませんが・・・ 意味不明なその所業を弊宅でも遊びで真似てみました。 ちなみに、この鉢もトップジンで徹底消毒しています。
物欲の残り香とでも言うべき、今年の播種の数々。
太陽のあまり照らない環境で、少しづつですが、大きくなっています。 あいも変わらず、ギムノカリキウム、スルコレブチアと言った南米ものがメインです。 キリン団扇で膨らまして、増殖させて増やしまくるといった事は、当分出来そうにありません。 これらを維持しながら気長に、気長に楽しんでみたいと思います。
昨年、一昨年は40鉢ほど播種しましたが、今年は12鉢だけです。
スロースペースにはなっていますが・・・ こんな表情で、ジーッつと眺めながら、大きくなるの待ってみたいと思います。
実生のエスペランザエ君(Gymnocalycium esperanzae MM 1257)8個体ほど残っていました。
先の台風21号の影響によるビニールハウス壊滅後も速やかに救出したのですが・・・ 救出先で、腐敗→死亡→腐敗液拡散→伝染→腐敗→死亡→腐敗液拡散→伝染 この負スパイラルにより、残り2個体になってしまいました。 ・・・しかも、写真の右側の個体、色がおかしい・・・ 残り1個体という事は、もはや、次世代を望めそうにもありません。
今年の夏には、あんなに蕾を付けていたのに!
受粉させることができなかったので、一つも種が取れていません。 次世代を確保できていません。
塀宅では、エスペランザエはMM1257(オランダ由来)のもの以外に、もう一つ、ロシア由来のエスペランザエ君(VG1242)がいてます。
MM1257が断絶しても、VG1242君がいるでは無いか! 同じエスペランザエ、違うフィールドナンバーでかけ合わせれば良いではないか!
引越し先に一部のサボテンを持っていきました。
引越し先はビルやら高層アパートの密集した地域で、実に太陽光の少ない場所です。 先週与えた水が全然、乾きません。 サボテンの生育には全く向かない場所であることを、改めて思わされました。 また、用土面でも、考え方を大きく変える必要がありそうです。 これまで、鹿沼土微粒(30%)、赤玉土微粒(30%)の微粒をメインとしていました。 ※ 残りは:赤玉中粒10% 鹿沼中粒10% 日向土10%、腐葉土10% 微粒の用土を多く用いる事で、水持ちの良さを重視していました。 この用土に対する考えも大きく変える必要がありそうです。 もう少し、大粒な用土、または日向土・軽石メインにした乾きやすい用土にした方が良さそうです。 いずれにせよ、あまりに乾きが遅いので、ちょっと早いかもしれませんが、断水開始したいと思います。 来年の春までは水無しで保持したいと思います。
昨年播種し、今年の夏たくさんの花をつけてくれた、レブチア・アルビフローラ君。
アルビフローラ=白い花 とはいいながらも、真っ白の花を咲かせた個体はありませんでした。 写真のようなグラディエーションのかかったピンクや、一部では、白茶色の変わった花色を咲かせてくれる面白い個体もいました。(写真未撮影) 本種はなかなか頑強なサボテンのようで、大きな被害に合うことがなく、比較的多くの個体を救出させることができました。 但し、被害”0”とはなりませんでした。 本種はとても群生する傾向のあるサボテンなのですが、一部の個体では中心部の色が悪くなっていました。 中心部をツンツンと押してみたのですが・・・
ああ~腐っちゃってるよ・・・
白目を剥いて、思わず卒倒しそうになりました。 遠のく意識の中、中心部は廃棄し、周りの子供を救出することに決めました。
取れるは、取れる、アルビフローラの子供を沢山取ることができました。
今時期、根出しを頑張っても、もうすぐ寒い冬なのでロクな事にならないと思います。 このまま越冬させようと思っています。春になると植え付けたいと思います。 欲しい人がいたら、教えください。
国王丸の実生苗を育てては、接ぎ木をしていました。
最盛期には、20鉢ほどありました。 いくつか、うちに持って帰っていたのですが、調子があまり良くありません。 盛んにトゲを出していたのですが、すっかり成長を止めたようです。 色も微妙に変わってきているので、ちょっと触ってみると・・・
ズルっと、皮がめくれてしまいました。
他の黒王丸も同じ感じで、ほとんど腐っています。 いきなり生育環境を変えたのがだめだったのでしょうか・・・ ほぼ全滅です。
かなり、ショックです。
今までの苦労が全て水の泡です。 とはいえ、数百円の種子から、育てたものなので労力が無駄になっただけ。 お金の損失は大したことが無いなのですが・・・ とはいえ とはいえ 大切に育てていた、フィールドナンバー付きの黒王丸。 精神的なダメージが大きいです。 オペレーション・ウルフ救出作戦失敗です。 |
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3月 2024
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |