マミラリア・ブカレンシス・エルサム Mammillaria Bucareliensis cv. erusamu 100均でも取り扱いのあるような耐性のある丈夫なサボテンですが、今年は流石に寒く、水も少なかったのか、真っ赤になっています。 ずんぐりむっくりで、真っ赤なので、なんやら不機嫌な「男梅」のようです。 ギムノカリキウム・モロエンセ
Gymnocalycium morroense LB326 チェコから輸入した原種ギムノの種子ですが、中に斑入りが混じっていました。 モロエンセは夏越えが難しいので、発芽したものを片っ端から接木していました。 その為、通常ならば死んでしまうような斑入りの弱い苗も接木パワーで大きく成長してくれています。 夏の間は黄色かったのですが、冬になると真っ赤に変化してくれています。 ナタリアエとプロチャズキアーナムの2つが最近ごっちゃになってきています。 両者は全く違うサボテンです。 しかしながら、「小型」そして「白粉を吹く」と言う共通した特徴を持っています。 私自身、「あれ?どっちだっけ?」と混乱してしまう時があります。 今一度、自分で頭を整理する為にも、両者を比べてみたいと思います。 このグループでは、モロエンセとベルクティが私にとって特に鬼門です。 どうも、発芽したての苗は、「有機物焼け?」と言った現象に見舞われる事が多く。 全く有機物が無い用土(私の場合は日向土)で実生させると良い結果が出ている様な気がします。 このグループには、天平丸(Spegazzini)、光琳玉 (cardesianum)などがあります。
また、フェロシオール、グラウカム、プロチャズキアーナム、フェラーリ、エスペランザエなど、高原性のサボテンが多い印象です。 スカブロセミネウムは、私にとって、全体的に鬼門な種類が多いです。 日焼けさせたり、南米病にさせたり・・・・一番手こずっています。 ギムノカリキウム・ベルクティは一昨年より自家採取種子が取れていました。 それらを、空きスペースを見つけては、実生していました。 2世代目の苗のうち、幾つかは接木して、リスクに備えています。 なんのリスクがあるか分かっていないのですが・・・ 一部を接ぎ木しないと心配で、心配で・・・ 病気ですね。 写真は自家採取種子から、キリンウチワチートを使って大人にしたベルクティ(2世代目)です。 ベルクティは、ちょっと安定基盤を築けた気がしています。 ちなみに、輸入種子由来のベルクティ母さんです。
化け物の様に、ひどい姿になっていますが、今年、数千は種子を残してくれたと思います。 サボテンの専門サイトは数多あります、ギムノカリキウムの専門サイト、エキノケレウスの専門サイトなどなど。 ただし、なんなんでしょう。 どれもが、分かり難い。 読んでいても遅々として進みません。 まず、用語がそもそもギリシャ語、ラテン語由来のため、専門用語に秘められた背景が分かり難いというのがあると思います。 専門用語を見ても、映像をパッとイメージする事が出来ません。 悶々としている時、ちょうどドイツのクラッスラ属の専門サイトで、サボテン用語の語源(Etymology)解説しているPDFがアップロードされていました。 International Crassulaceae Network(国際クラッスラ科ネットワーク) >> 語源紹介に関しては、このサイトの”Cactician 4 HQ-1.pdf”が秀逸です。 今までは、専門用語と+Etymology(語源)の2つを合わせてGoogle検索をかけて、「あーでもない、こーでもない」と調べていたのが、簡素化されたので大助かりです。 ギムノカリキウムのスカブロセミネウムとはどういう意味? スカブロセミネウムとは「ごつごつ荒々しい表皮を持った種子」と言う事が説明されています。 このページのおかげで、ギムノカリキウムの種子形態によるグループのページをまとめることができました。(>>>ギムノカリキウムの種子形態グループ) ギムノカリキウム・グラウカム 3年ほど前に接降ろしをしたギムノカリキウム・グラムカムですが、ようやく白い粉が吹いてきました。 泣かず飛ばずの至って普通のトゲサボテンでしたが、白い粉を出してくれると、ちょっと変化点があって嬉しいです。 何の要因が働いて、ギムノカリキウムに白い粉が出たり、出なかったりするのかが、イマイチ分かりません。 感覚的ではありますが、日に当てず遮光気味に、かつ、ゆっくり成長させるとと白っぽくなるような気がしています。 海外のサイトを見ていても、緯度が高く、休眠時間をじっくり取るロシアの栽培家はギムノカリキウムを何でも白くしています。 同じ環境で育ているMS893のグラウカムですが、個体差があります。
ほぼ同じ大きさだったのですが、一方は大きく成長しています。 こんな調子の良い個体は、白粉が若干弱くなる傾向があるようにも感じます。 最近は、ひたすら植え替えしています。 バットで9ヶ月程維持していましたが、既に多くの球体がひしめきあうようになってきています。 それらを全部掘り上げ、個別の鉢に植え替えています。 なんなんでしょう・・・ 個別の鉢に植えると、なんだか凄い立派な株に見えてしまいます。目の錯覚だと思いますが。 ギムノカリキウム・カタマルケンセ・エンシスピナム 数年前から当ブログにちらちらとは出てきている、カタマルケンセ・エンシスピナムです。 新しい温室に導入してからは、一段とデカくなってきています。 カイガラムシに成長点を侵され、非常にみすぼらしい姿になっていましたが・・・ スプラサイドを定期的に散布し、かなり復活してきました。 ギムノカリキウム・天平丸・サルカエ これまた、カイガラムシの影響で、みすぼらしい姿になり、数年ブログに登場してこなかったギムノカリキウムです。 もともと赤い球体だったのですが、すっかり緑になってしまいました。 スプラサイド散布でカイガラムシが居なくなり元気を取り戻してきたようなので、少々イジメ栽培をしながら、赤色に戻していきたいと思っています。 ギムノカリキウム・フェロシオール
昨年は種を取ったので、今年はゆっくり休ませたフェロシオールです。 特に変化は無く、元気に育ってきてくれています。 来年は再び種取りを復活させようかと思っています。 プロチャズキアーナムを数年前から、いくつかのFNで育てています。 小さい時はトゲの出方が違うな~という気がしていましたが・・・ 接ぎ木して大きくしてみると、あまり違いが分からなくなってきました。 WP241の方は、トゲが短い印象だったのですが、トゲがしっかり出てきています。 まあ、袖ヶ浦の影響があるかもしれませんが・・・ VS141は小さい時から、しっかりした3本のトゲが目立っていましたが・・・ 今では、WP241と殆ど区別が付きません。 まあ、両方ともQuilinoが産地ですし、あまり大差は無いのかもしれません。 Google MapでQuilinoを見てみましたが、なかなかの田舎です。
写真は街一番のホテルのようですが、なかなかの小ささです。 お金も仕事も家族も全て忘れ去り、一人ぼっちで人生を見つめ直すには良さげな所です。 ギムノカリキウム・ノゴレンセ・・・ やっと大きくさせることが出来ました。 これまで、何度も実生しては、全滅させていたので、感無量です。 発芽は難しく無いのですが、一回目の植え替え後に、バタバタ昇天して行くので心折れてしまうことが何度もありました。 昨年の7月に実生開始し(少なめに播種)、今年の春までには全て接木を行っていました。 とりあえず遺伝子を残せる事に一歩近づけた気がしています。 上の写真は7月に接降ろしをしたものです。 ペットボトルにキリンウチワを挿し、溶液で育成していたものです。 サイズは500円玉くらいの大きさです。 本種の特徴である、白い粉が少しずつ吹き始めています。 10月に入り接降ろしをしたノゴレンセです。
サボテン用土では無く、畑の”土”で栽培したキリンウチワに接木したものです。 ビニールハウス内の残留肥料の影響なのか?はわかりませんが、一年でテニスボール~ソフトボール程のサイズになっています。 接降ろし直後なので、風格も何も無く、駄サボ感満載です。 1~2年かけてじっくり整えて行ければと思います。 たっぷん、たっぷんのメタボなので腐るのが怖いですが・・・ ギムノカリキウムとオプンチアは、一般的には相性が悪いと言われています。
緋牡丹錦などは、全く成功しないと聞いたことがあります。 羅星丸系ではどうなんだろう? と思い、今年の夏に実験していました。 最近になり、ようやくハッキリした動きが見れるようになりました。 成長もしてきており、仔吹きもみられるようになりました。 但し、この仔吹きの位置。 もっと下の方から仔吹いてくれると格好良いのですが・・・ てっぺんの所から仔吹いています。 ギムノカリキウム・チュブテンセ Gymonocalycium chubutense JPR 92-068/154, Puerto Madryn, Chubut 以前から、興味があり、栽培しているサボテンです。 クベサイ・チュブテンセ・ドウブニオラムと3種類育てていましたが、現在では、チュブテンセとクベサイしか残っていません。
ただし、気候データを見ると、たしかに冷涼な気候のようですが、”厳しい”寒さにはならないようです。 夏は暑くなく、冬もそんなに寒くない、でも、年間を通じて、気温差があると言った、日本の春と秋がずっと続くような感じのようです。 ちなみに、Chubut県をGoolge Mapでぶらついて見ましたが、なんか、20年前の中国・内蒙古の様ですね。 栽培してみて、本種は暑さに弱いと感じています。 (基本的に、ギムノはパラグアイ周辺のを除いて、全般的に暑さ弱いと感じています) こうした暑さに弱いサボテンであっても、根をキリンウチワすると、暑さに抵抗が出来て、乗り越えてくれることが多いのですが・・・ 本種は猛暑を乗り越えることにあまり成功しませんでした。 キリン根にも関わらず、頭からジュレて消滅する個体がチラホラと出ていました。 ギムノカリキウム・クベサイ(Gymnocalycium kubesai JPR 92-68-154) 接木すること無く、なぜかスクスクとあまり、拗らせること無く育っていくれているクベサイです。 今回、ふと気づいたのですが・・・あれ・・・? クベサイとチュブテンセのフィールド番号同じですね。JPR 92-68-154とJPR 92-068/154 う~ん KubesaiとChubutenseはトゲとか、肌色が微妙に違うイメージがあったのですが・・・
F0とかF1とかで交配した個体の特徴が微妙にでているのかな? 本当は同じフロラ(植物相)のサボテンなのかもしれませんね。 |
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3月 2024
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |