以前、南大阪サボテンクラブの温室を解体し、平地にするため整理の手伝いを行いました。
そして、温室に残されていたサボテンをいただく機会がありました。 このサボテンは、その時に頂いたものです。 何年も植え替えられず、鉢の中で、既に黄色になり成長を止めていた様な状態でしたが、 家に持って帰り、枯れた部分と除去し、植替えをしました。 既に、3年ほどが経ちましたが、かなり成長してきました。 本種は、篝火(かがりび)、尠刺蝦(せんしえび)と呼ばれる学名:Echinocereus triglochidiatusの様です。 学名はTri=3つ、Glochid=芒刺(ぼうし)・トゲ、つまり、「3つのトゲを持つエキノセレウスと」となっています。 但し、どうも、その特徴は学名の基準になった「模式種」だけに適用されている様で、実際には様々なトゲ数を持ったtriglochidiatusが知られているようです。 原産地は北米で、耐寒性はかなりあるようで、-6度やら、-25度にも耐えうる強健さもそなえているようです。 長期間、サボテンクラブで生き抜いてきた実績から、弊宅でも温室に入れることは無く、あまり雨の当たらない露天で栽培させています。 今年の春には花を見せてほしいものです。
昨年、播種したエキノセレウス・レイシェンバッキー・SB941です。
レイシェンバッキーの中では、この「SB941」にずっと憧れて種子を探していました。 ただし、本家本元のMesa Gardenでは既に取扱がありませんでした。 フランスのADBLPSでは販売開始後、直ぐに売り切れてしまい購入することはできませんでした。 いろいろ探したのですが、チェコの業者では沢山、取り扱いがあるようでした。 一昨年末の入札に参加し、種子を入手し、昨年播種しました。 期待通り、まさに「SB941」と言えるような美し白いトゲを見せてくれています。 明石丸の近縁種のアギュレイというタイプです。 Succseedからの種をまいて、今年で3年目です。 やっと花を見せてくれました。 この2株は接ぎ木して膨らませた株なので、そこそこ大きくなっています。 接ぎ木していないのは、大きな大根の様な根を持っており、まだまだ小さいままです。 刺もほとんどないので、扱い易いサボテンです。 刺のないサボテンがいるという事に、この趣味を始めたばかりの時、かなり衝撃を受けました。 その時に、播種したものです。 ブサカワ系というか、カエルっぽいというか、かなりお気に入りです。
写真は、今年蒔いたエキノケレウス(エキノセレウス)・レイシェンバッキー(レイチェンバッキー)です。
中でも、SB941とフィールド番号のついた個体群です。 このSB941。とても端正な刺を持っている事で、そこそこ有名な様です。レイシェンバッキーと言えばネットでもSB941の写真がよく出てきます。 よく目にすることもあり、是非一度育てて見たいと思っていました。 但し、本元のメサ・ガーデンでは、種子の販売はもう行われていませんでした。 フランスのADBLPSでも、直ぐに売り切れになり、なかなか手に入れる事が叶いませんでした。
2週間程前に咲いていましたが、再び咲いてくれていました。
育てやすく、花も綺麗に咲いてくれるのでお気に入りです。 但し、本種を育てるにはとても強い光が必要な様です。 昨年は自宅の南側のフレームで育てていたのですが、50%の遮光をしただけで、少々徒長してしまいました。 その為、現在は、遮光が殆ど無い直射日光に晒すように育てています。 また、今年はとても寒い冬にあてたのが影響しているのか?花つきが良いようです。
Echinocereus fitchiiです。
和名は調べたのですが、「錦照蝦」と言うようです。 今年の3月の前半に購入した個体です。 前回は、3月13日に記事を書いています。 弊宅に来て2ヶ月程で、開花してくれました。 まぁ~プロが栽培したものを、ちょちょっと水やりしたに過ぎないので、達成感はあまりありませんが・・・ エキノケレウスらしい綺麗な花を見せてくれたので、写真にとってみました。
エキノセレウスの紫太陽に蕾がでてきつつあります。
本株は3年程栽培していますが、これまで花を咲かせることが出来ませんでした。 やっと蕾が出て来たのでうれしいです。
ロフォフォラ アルベルト・ボイテフィ
本種はキリンウチワに接ぐと次々と子吹き、肥大化していきました。 頭が重くなるので、その都度子供をかきとっては植え付けていました。 写真の個体は秋に植え付けたものです。 植え付けた時期は悪かったのですが、なんとか春になって根が出てきているようです。 蕾まで出してくれました。
昨年の秋に二色浜の国華園でエキノセレウス ベルグマニー(echinocereus fitchii ssp. bergmannii)と書いてあったものを購入しました。
花が咲くと、「嗚呼!もう一株あると種がとれるのに!」と後悔し、地団駄踏むのが目に見えていたので2株購入しました。 冬の間は肌が見えないほど縮み、白くなっていました。 最近は水を挙げているので少し膨らんできたようです。 国華園は時々こうしたものが売っています。 サボテンの培養土を買いに行くついでにちょくちょく物色しては、気に入ったものがあれば買ってしまいます。 但し、毎回気に入るものがあるわけではありません。
欲しいものがある時は、トイレ行きたくなるほど興奮することもあるのですが・・・
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7月 2024
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |