前回の2月の連休中の写真ですが、20枚ほどあるウチワサボテンに接木を行いました。
大好きなスルコレブチア・メディオロビビア・ロビビアを接木しました。 台木は恒例の”紅花団扇”と”ビロードウチワ”です。 とりあえず、下記の様に接木をしました。 ・メディオロビビア → ビロード or 紅花 ・ロビビア → ビロード or 紅花 ・スルコレブチア → 紅花 スルコレブチアとビロードウチワは相性がいまいちなので、紅花と接木しています。 今回ちょっと実験してみたことはホルモン材を使うことです。 日本植物生理学会のサイトに、植物(農業)の学術情報が沢山のっています。 そこで、タバコ属植物の接穂と台木の”引っぱりニュートン”(※1)を計測した論文のサマリーが紹介されています。(関連PDFはココ) (※1)台木と接穂をそれぞれ引っぱり、剥がれるまでの力 要約すると・・・ 台木 :セルラーゼ酵素を用いて、硬い台木の細胞をぐちゃぐちゃにする。 (細胞を酵素でキレイに分解させ、接ぎ穂の新しい細胞を受け入れやすくする) 接穂 :オーキシンホルモンを塗り、根 or カルスの形成を早める。 上記2つの処理をすると、台木と接穂の”引っぱりニュートン”が増大するというものです。 ところが、セルラーゼという酵素。これが本当に手に入りません。 加工食品工場でフルーツをどろどろにしたりする時に添加する酵素のようなのですが、三菱やヤクルトと言ったメーカーのサイトにしか行き着きません。
2週間経過後ですが・・・だめな個体もあります。
う~ん。結果はそんなに変わらないかな? 季節が悪いのかな? 引き続き、一年を通して実験してみたいと思います。 コメントの受け付けは終了しました。
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3月 2023
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |