チンドンゴ (Chindongo)
チンドンゴ属について学名の意味
マラウイ共和国の言葉でチンドンゴとは「浅瀬に住む小型のシクリッド」を意味しています。
チンドンゴ属はKonings 、Stauffer、Li shanの3人の専門家が2016年に発表した共同論文で定義づけられました。
本属はシュードトロフェウス属の「エロンガータス・グループ」「小型グループ」に属するシクリッドでしたが、本論文により再定義され、チンドンゴ属として定義されました。
チンドンゴ属はKonings 、Stauffer、Li shanの3人の専門家が2016年に発表した共同論文で定義づけられました。
本属はシュードトロフェウス属の「エロンガータス・グループ」「小型グループ」に属するシクリッドでしたが、本論文により再定義され、チンドンゴ属として定義されました。
チンドンゴ属について身体的特徴
下記5つの特徴がチンドンゴ属に特有なものとして定義されています。
1)口の外側の歯が2尖頭歯
上あごと下あごの前方部分にある、最も外側の歯が2尖頭歯になっている。
2)特徴のある吻部の角度
吻側の「骨鼻中隔の下部を形成する四辺形の鋤の形をした骨」(Vomer)が副蝶形骨に対して53°~68°の角度を保つ
3)口がおちょぼ口である
下あごが上あごより短くなった小さな口を持っている(おちょぼ口)
4)前方の歯列が3つ以上
上あごの骨(premaxilla)と下あごの骨(dentary)の前方にある「歯が密生している部分」(dentigerous area)では歯が3列以上生えている(通常5-6列)
5)縦向きメラニンパターン(縞模様)
体側のメラニンパターンは全て垂直方向の縞模様で構成されており、水平線のメラニンパターンは現れない。(稚魚~成魚のすべてのステージにおいて)
1)口の外側の歯が2尖頭歯
上あごと下あごの前方部分にある、最も外側の歯が2尖頭歯になっている。
2)特徴のある吻部の角度
吻側の「骨鼻中隔の下部を形成する四辺形の鋤の形をした骨」(Vomer)が副蝶形骨に対して53°~68°の角度を保つ
3)口がおちょぼ口である
下あごが上あごより短くなった小さな口を持っている(おちょぼ口)
4)前方の歯列が3つ以上
上あごの骨(premaxilla)と下あごの骨(dentary)の前方にある「歯が密生している部分」(dentigerous area)では歯が3列以上生えている(通常5-6列)
5)縦向きメラニンパターン(縞模様)
体側のメラニンパターンは全て垂直方向の縞模様で構成されており、水平線のメラニンパターンは現れない。(稚魚~成魚のすべてのステージにおいて)
チンドンゴ属の捕食習性
チンドンゴは岩の表面に着生している珪藻やシアノバクテリアを捕食しています。
自然下では、ある区画を縄張りと定めています。
そして、そこで産出する食料を確保する為、他のシクリッドの侵入を守りながら生活しています。
苔食性の強いチンドンゴ・メイランディア・トロフェオプスについては、その捕食行動パターン・捕食物は若干異なっています。
それぞれの特色は下記です。
自然下では、ある区画を縄張りと定めています。
そして、そこで産出する食料を確保する為、他のシクリッドの侵入を守りながら生活しています。
苔食性の強いチンドンゴ・メイランディア・トロフェオプスについては、その捕食行動パターン・捕食物は若干異なっています。
それぞれの特色は下記です。
属 |
捕食対象 |
行動パターン |
チンドンゴ |
苔の表面の珪藻・シアノバクテリア |
噛みつく |
メイランディア |
苔の表面のにある柔らかい部分・有機物 |
歯でかき集める |
トロフェオプス |
硬い苔 |
ねじ切る |
※各種類の詳細は写真をクリックしてください
【参考】
A Revision of the Pseudotropheus elongatus species group (Teleostei: Cichlidae) With Description of a New Genus and Seven New Species
Li, Shan, Konings, Adrianus F. & Stauffer, Jay R., 2016
A Revision of the Pseudotropheus elongatus species group (Teleostei: Cichlidae) With Description of a New Genus and Seven New Species
Li, Shan, Konings, Adrianus F. & Stauffer, Jay R., 2016
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