Chindongo Demasoni
Chindongo (Pseudotropheus) demasoni
チンドンゴ (シュードトロフェウス) デマーソニー
チンドンゴ (シュードトロフェウス) デマーソニー
チンドンゴ (シュードトロフェウス) デマーソニーの概要
シュードトロフェウス・デマーソニーは90年代にタンザニア領域のポンボロック(Pombo rock)で発見されたムブナです。
本魚は発見に貢献のあったアメリカのレイフ・デマーソン氏(※1)を記念して学名登録されています。(Konings:1994) 本魚は、ハッキリとした濃い群青色のラインと艶やかなスカイブルーの体を持った非常に美しい魚です。 更に、本魚は性的二型がありません。 メスもオスと全く同じ美しい体色を持っています。 その為、観賞価値が非常に高く、世界各地で盛んにブリードされています。 (※1)アフリカンシクリッド輸出業に従事し、マイアミにある繁殖デポ「Old World Cichlid」の経営者) |
地図はポンボロック周辺
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チンドンゴ (シュードトロフェウス) デマーソニーの性格
本魚はムブナは小型のムブナ(最大7~8cm)です。
但し、性格の荒さ(陰険さ)と攻撃力(かみつき力)はムブナの中でもトップクラスを誇っています。
輸入されたばかり個体では、よく鰭が食いちぎられボロボロになっているのを見ます。
おそらく、輸送中に袋の中でお互いかみ合っているのだと思います。
但し、性格の荒さ(陰険さ)と攻撃力(かみつき力)はムブナの中でもトップクラスを誇っています。
輸入されたばかり個体では、よく鰭が食いちぎられボロボロになっているのを見ます。
おそらく、輸送中に袋の中でお互いかみ合っているのだと思います。
チンドンゴ (シュードトロフェウス) デマーソニーの飼育難易度
本魚の飼育はとても難しいです。
成魚サイズのデマーソニーを何度か購入しましたが、まともに飼育できた記憶がありません。 殆ど腹水で死なせてしまいます。 恐らく彼らの性格が災いしているのだと思います。 ストレス性の腹水の様な症状で一匹一匹と餌を食べなくなります。 以前、2㎝程度の稚魚をある程度長期に飼育できたことがありました。 但し、3~4㎝を超え性成熟を迎える頃から、難しくなってきました。 メスの抱卵が始まり、オスが興奮状態になります。 この頃からオスはオス同士で激しく闘争します。 そして、オスはメスへ盛んにフィンスプレッデイングを行います。 しかし、受け入れらない場合は激しくメスを追い掛け回します。 そして、オスもメスもつぎつぎとストレス性の腹水症になりました。 メスが口に卵を咥えた状態で腹水になったのはとてもショックでした。 専門書では、グループで泳いでいる姿の写真が紹介されています。 水槽内で、その様な光景を観るのは難しいのでは無いかと思います。 |
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デマーソニーのいる水槽への新魚導入について
本魚がいる水槽に、新規の魚を導入する場合注意が必要です。
予めデマーソニーを隔離してから、新規の魚を導入するなど配慮が必要です。
さもなければ、逃げまどう新規導入魚を岩の陰からパイプの裏へと徹底的に探し出しとことんまで追尾して攻撃を加えます。
予めデマーソニーを隔離してから、新規の魚を導入するなど配慮が必要です。
さもなければ、逃げまどう新規導入魚を岩の陰からパイプの裏へと徹底的に探し出しとことんまで追尾して攻撃を加えます。