Cynotilapia sp white top "Gallireya Reef"

Cynotilapia (Pesudotropheus) sp white top "Gallireya Reef"
シノティラピア　sp　ホワイトトップ "ガリレヤリーフ"
マラウィ共和国領域のである北西部のヤングベイという場所があります。
そこから少し南に行った所にガリレヤリーフという採集地が今世紀になってから発見されました。
＜地図はヤングベイ周辺＞

本魚はそのガリレヤリーフから商業ベースで輸入されるようになった比較的新しい種類です。
ガリレヤリーフは周りが深い湖水に囲まれた場所にぽつんと存在する岩礁地域です。
この様な孤立した岩礁地域には、ムブナ種を中心として、他地域では見られないような独特な体色を持った新種が発見されます。
ちなみに、80年代の終わりから、90年代の初頭にかけて発見されたタイワンリーフもこうした孤立した岩礁地域にあたります。
本魚もやはり他の地域の常識を覆すような魚で、その分類は混乱しています。
本魚はオスとメスとも同じ体色を持っています。
こうした特徴は通常シュードトロフェウス属に良く見られる傾向です。
しかしながら、本魚はシノティラピア属の様な尖頭歯（犬歯の様に尖った歯）を有しています。
※ちなみに、シュードトロフェウスは通常"二尖頭歯"（歯の先端部分が２つに分かれる）です。
 
こうした矛盾により、本魚はどの属に属するのかまだまだ確定されていません。
但し、大勢としては、歯の形状を根拠としてシノティラピアと呼ばれることが多いようです。
 
こうした背景により、本魚は様々な名前で呼ばれることがありますが全て同じ魚です。
① シュードトロフェウス sp ホワイトトップ ガリレヤリーフ
　（Pseudotropheus sp White Top Gallireya Reef ）
② シノティラピア sp ホワイトトップ ガリレヤリーフ
　（Cynotilapia sp White Top Gallireya Reef ）
③ シュードトロフェウス sp ホワイトトップ ハラ
​　 （Pseudotropheus sp White Top Hara ）

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