昔からあるスルコパッション(Sulcopassion)というベルギーのサイト。 PDFの文章が大量にあるのですが、私自身、サボテンの論文を読めるほどの知的基礎体力が無いため、あまり見ていませんでした。 但し、少しの専門用語をChat GPTに食わせるとなかなか面白い文章が翻訳されてきました。 <出典URL> https://www.sulcopassion.be/pdf/0107_2001.pdf (注:PDFドキュメントです) かいつまんでみると・・・ ・南北アメリカ大陸はこれまで4回の氷河期に見舞われ、サボテンはほぼ死滅した。 ・氷河期が終わり、わずかに生き残ったサボテンが、アンデス山麓を目指して生息域を広げて行った。 ・そこには二つの大きなグループがあった。 1)ワインガルチアグループ: ワインガルチアグループには、ワインガルチア属、スルコレブチア属、ギムノカリキウム属が含まれる。 ・このグループには、魚の鱗の様な表皮を持った蕾、その他の身体的特徴が似ている。 ・スルコレブチアとワインガルチアは相互に受粉させるとF1個体が生まれる。 ※ ちなみに、ワインガルチアとギムノカリキウムの交配についての実験結果の記載はありません。 多分、誰も成功してない? 恐らく、ここの部分に触れると文章全体が理論破綻を起こすので、あえて書いてないような気がします。 2)エキノプシスグループ エキノプシスグループには、エキノプシス属(ロビビア、カマエセレウス)に加えてレブチア属が含まれる。 ・カマエセレウス属とレブチア属は受粉させるとF1個体が生まれることが確認されている。 ※ 本文には書かれていませんが、マツカナ、アカントカリウム、ピグマエオセレウスもこっちに入ると思います。 (追)ディスコカクタスとエキノプシス系も交配可能なようです(instaで教えていただきました) ・レブチア属とスルコレブチア属とでは外観がそっくりなのにも関わらず、全く交配できない。 【追記】ワインガルチアのタイプ違いについて また、本文章では、ワインガルチアについても説明がありました。 抜粋すると下記です。 ----------------------------- ワインガルチアはボリビア、アルゼンチンを中心に一部チリにも分布するサボテンです。 このワインガルチアには北部型と南部型というのが存在している。 1)ワインガルチア北部型: ・ホームセンターとかで販売されている花笠丸(Weingartia neocumingii)は北部型になる。 ・これはスルコレブチアに形態的に似ている。 ・スルコレブチアは稜が形成されないという特徴があるが、ワインガルチアの花笠丸も同様に稜が形成されない。 2)ワインガルチア南部型 ・ニューマニアなどの成長が遅いワインガルチアは南部型になる。 ・これはギムノカリキウムに形態的に似ており、鱗状の蕾、稜が形成される。 ・・・・と言った感じです。 DNAを検査した結果では無く、あくまで、「形態的」特徴です。 まあ、2001年発表の文章なら遺伝子分類と形態的分類の過渡期かな?と言う感じもしなくも無いですが・・・ いずれにせよ、Chat GPTを用いてロマンある文章に出会えることが出来たので感謝です。 【補足:Chat GPTのプロンプト】
ちなみに、Chat GPTには下記の条件文(Prompt)を加えています。 これがあると、ちょっとサボテンよりの文章になり分かりやすくなると思います。 これが無いと、サボテンではなく、一般的な「草花」の用語を用いて翻訳しようとするので、少し分かり難くなります。 【プロンプト】------------------------------------------------------- <専門用語参考> 突起(tubercle) 先端/頂部(apex) 突起の基部(axil) アレオーレ/刺座(areole) 刺座の周辺部に発生するトゲ(radial spines) 刺座の中央部に発生するトゲ(central spines) トライコーム/毛状突起 (trichome) 果皮 (pericarp) 斑入り状態(chlorotic) レブチア(Rebutia) ギムノカリキウム(Gymnocalycium) カキコ(offset) 上記専門用語を参考に日本語に翻訳してください。 -------------------------------------------------------
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ギムノカリキウム・ナタリアエ VG709
2年ほど前に接降ろしをしたナタリアエです。 3cmほどで接降ろしをしましたが、根がキリンウチワなので成長も早く現在9cm程度になっています。
スルコレブチア・カリクロマ・VS420
ウチワサボテンに接ぎ木してたものから仔が吹いてきていました。 それらをバットに植えて根出ししていました。 1-2年ほど置いておくと根がかなり出て来て大きくなってきます。 写真はカキ仔を挿し木した後、2年ほど経過した個体です。
ロビビア・ヤヨイアナ /紅笠丸 /・ニグロストマ VG1013
Nigro=黒 Stoma=お腹 と熱帯魚の趣味をやっている時にも良く聞いたラテン語学名のロビビアです。 学名の様に、お腹(中心部)が黒い花が咲きます。 開花は下の写真様な感じになります。
ChatGPT(ちゃっと・じー・ぴー・てぃー)はマイクロソフト社が資金提供している「Open AI」という会社のAI(人工知能)です。 自然言語の処理に優れてると、昨今話題になっています。 現在(23年2月)の所、無料で使えています。 今日はChatGPTに織田 信長のコスプレをして頂くように設定しました。 「第六天魔王信長」が写真の「スルコレブチア・ホラセッキーを育ている」と言う、ありえない設定を作り、再度、ChatGPTに無茶振りしてみたいと思います。 わしの織田信長という名は、この大地に伝説として生き続けている。 第六天魔王の愛培しているホラセッキー「ただの草!」(by神君家康公)とディスられる。
なかなか微笑ましい光景ですな。 ちなみに、今回のプロンプト関係は下記です。 【プロンプト(事前情報・諸条件)】 * Chatbotの名前は、織田信長です。 * 一人称は「わし」です。 * 二人称は「うぬ」です。 * 織田信長は尊大な言葉使いです。 * ユーザーには見下した尊大な態度をとり、命令口調で話をして下さい。 * 織田信長は茶器が好きです。 * 茶器を話題に挙げて下さい。 * スルコレブチア・ホラセッキー(sulcorebutia horacekii)は南米ボリビアに育つサボテンです。 * 織田信長は、スルコレブチア・ホラセッキー(sulcorebutia horacekii)を5年栽培しています。 * 一昨年、スルコレブチア・ホラセッキー(sulcorebutia horacekii)を開花させて種を取りました。 * スルコレブチア・ホラセッキー(sulcorebutia horacekii)は真っ赤な花が咲きます。 【与えた命令】 まずはあなたの歴史的なエピソードを200字程度で紹介してください。 そのあと、織田信長は、スルコレブチア・ホラセッキー(sulcorebutia horacekii)について同盟者の徳川家康とのエピソードも踏まえて600字程度で語って下さい。 スルコレブチア・ヘインジー HS151 数年前にも栽培していたのですが、「例のあれ」により消滅してしまいました。 >> 2017年時のヘインジー >> 例のあれ 一昨年くらいから、ヘインジーは大量に輸入され、人気を博していたようですが、理解できるような気がします。 焦げ茶色に白いアレオーレが印象的です。 スルコレブチア・ヘルトゥシー KK2005
ヘルトゥシーはVS340と言うのを、以前から育てていました。 「例のあれ」にも関わらず、現在でも生き残ってくれています。 ヘルトゥシー VS340 しかし、どうも残った個体は同じ遺伝子のクローンの様な気がしています。 VS340で違う遺伝子を導入したいのですが、VS340の販売が無い・・・・無念! 数年は待たなければならなそうなので、違うKK2005と言うタイプを導入して育ててみました。 VS340と比べると、かなり長めの白髪で、想定外に気に入っています。 複数の子株がでてくると、にょきにょきと司馬遼太郎が頭をだしているようです。 スルコレブチア・カリクロマ・VS420 先般の冬、寒気が強く訪れた時、いくつかのサボテンが凍傷になり、球体全体が灰色になってしまいました。 凍傷になった2-3日後にはブヨブヨになり、これは駄目だ・・・と諦めていました。 写真は、その後4月時点の状況です。 この頃にはブヨブヨになった球体には張りがもどり、指で抑えても固くなっている事が確認できました。 但し、生気を全く失った様な灰色。まるで、西安の兵馬俑の様です。 そして現在。
まるで、になっていた球体にも生気が戻ってきています。 成長点に傷が入り分頭している部分もありますが、開花してくれています。 ヤレヤレです。 <<追記>> アイロステラ(レブチア)アズルドゥユエンシス ちなみに、スウェーデンの趣味家のアイロステラ(レブチア)アズルドゥユエンシスです。 マイナス7度の寒気にあたり、体液が滲み出ていたららしいですが、見事に復活して花を咲かせてくれているようです。 スルコレブチア・ロベルトバスケジー LH1424 毎年開花してくれるロベルトバスケジー。 カキコが秋にたくさん取れたので、挿し木をしておいていました。 冬にかけてじわりじわりと根を伸ばしてくれた様です。 開花が始まってきました。 スルコレブチア ・黄花 緑ラウシー 以前より、栽培していましたが、4年前の台風で全滅してしまいました。 一昨年、サボテン師匠から、再度譲り受け栽培を再開していました。 接ぎ木すると非常に成長が早く、カキコを個別の鉢に植え付けていました。 今回、それらが一斉開花してくれ、きれいな黄色の花を見せてくれています。 紫ラウシーと花時期があったので、交配してみました。
種がのってくれると嬉しいです。 スルコレブチア・ホラセキー(ホラセッキー) 刺小さめの体に、真っ赤な花を咲かせてくれます。 直径は15cmくらいになる「大型スルコレブチア」です。 本種の様なサボテンは、花芽が球体をぐるりと取り巻くように付いてくれます。 最盛期には花のブーケの様になってくれます。 ブーケの様に花芽をつけるスルコは・・・何故か北方向から開花します。 オプンチア(ウチワサボテン)に接木ホラセキー君。 イギリス、テムズ川河口域にある、マンセル要塞の様です。 見事に北側の方向に花が咲いています。 スルコレブチア sp VZ347
本種はかれこれ6年程育てていますが、なかなか花が合わず、これまで種を取った事がありません。 うちの温室では白い刺と茶色い刺の2タイプが存在しており、まったく別種のような雰囲気です。 キリンウチワに接ぎ木していたメタボ株を、ひたすら降ろしして植えてつけています。 写真の鉢は、すでに植え付け後、地べたに安置し1ヶ月たっています。 しかしながら、根が出ていません。 温度が低いようなので、棚の上に移動させました。 メディオロビビア、スルコレブチア、レブチア、ギムノカリキウムなどの南米物ばかりです。 一部エキノケレウスもあります。 ギムノカリキウム・ラゴネシーとコピアポア・バリスピナス。
子株が凄かったです。 土の中に埋まってしまうような子株は取り除いています。 スルコレブチア・スオボダエ HS27a 数年前から実生して、育ていているスオボダエ。(スワボダエでは無く、スオボダエが正解の様です) >>2019年の様子 日照条件が良い温室での栽培を始めると、1年ほどで、トゲの色がすっかり変わってしまいました。 刺がより赤みをましてくるようになり、ちょっと驚いています。 これほどポテンシャルのあるサボテンだとは、私自信気づいていなかったので、ちょっと手元に残して置こうと仔を接ぎ木をしてみました。
こうした美しい刺の遺伝子はなかなか次世代に受け継がれません。 次世代を実生しても、どちらかと言うと、白刺の方がよく出てきます。 スルコレブチアが好きなので、実生しては接木しています。 接木すると、とても通常下では見られないような変わった形態を出してくれることがあります。 その異様な光景に魅せられています。 スルコレブチア・フランキアーナ (Sulcorebutia frankiana HS75) キリンウチワに接木していますが、目が回るような模様をしています。 1cmほどの2年生苗を接木し、数ヶ月で既に直径が10cm近くになっています。 異常成長です。 早く接降ろしをしなければ(汗) 来年の春には取り掛かりたいと思います(汗) 同じくスルコレブチア・フランキアーナですが、自根で育てているものです。 自根とは言うものの、一年ほどオプンチア・チート(ずる)をしています。 チート(ずる)の期間が短かったので、比較的自然な感じがでていると思います。 フランキアーナは一昨年から播種していますが、まだ花を見ていません。 来年は花が見てみたいです。 スルコレブチア・ホラセキー (Sulcorebutia horacekii LH1493)
オプンチアでチート(ずる)真っ最中のホラセキーです。 これも成長が著しく、渦を巻きながら成長してくれています。 この写真を携帯画面などで、くるくる回しながら見ると目がまわりそうになります。 |
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3月 2024
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