プロトメラスステベニ "タイワンリーフ" / Protomelas steveni "Taiwan Reef"

Protomelas steveni "Taiwan Reef"
プロトメラスステベニ "タイワンリーフ"

プロトメラス・タイワンリーフの各種名称

本魚について呼称方法はシッパーによって様々です。
統一されていませんが、大別すると下記３つです。
1．プロトメラスステベニータイワンリーフ
2．プロトメラスフェネストラートゥスタイワンリーフ
3．プロトメラス sp タイワンリーフ

タイワンリーフという場所について

タイワンリーフとはリコマ島から北に行った岩礁地帯です。
ここは、周りを深い湖水に囲まれた浅瀬です。
いわゆる「絶海の孤島」の様な状況で浅瀬が存在しています。
こうした場所には、周囲とは異なる特別な進化をした魚が存在しています。
90年代にこの岩礁地帯が発見された時、チンドンゴ（シュードトロフェウス・サウロシー）などの新種が次々と発見されました。
本魚もそのセンセーショナルな発見と同時に注目を集めた魚です。

プロトメラス・タイワンリーフの飼育方法

本魚は比較的おとなしい性格をしています。
性的成熟がはじまってもそこまで激しく周りの魚をいじめ倒すこともありません。
また、周りの攻撃的な魚に対するストレスにもそこそこ耐えてくれます。
その為、腹水症の発生も多くありません。

プロトメラス・タイワンリーフの繁殖方法

本魚の卵はハプロクロミス中でも非常に小型です。
この事から、稚魚から飼育していると、早熟なメスの場合3㎝程度で卵を咥えたりすることもあります。
また、ブリードも最近はアジア地域でも行われています。
その為、以前に比べてポピュラーになってきました。
オスとメスを複数とりまぜて購入すれば、飼育後、数か月で次々と卵を咥えてくれると思います。
本魚は色彩も美しく、性格も大人しく、ストレス耐性もそこそこあり、更に繁殖も容易です。
そういった意味で、ハプロクロミスの入門魚として最適だと思います。

地域差異について

タンザニア領域のヒガ・リーフ(Higga Reef)やムバンバ(Mbamba）湾では、本魚に極めてそっくりな魚が産出します。
タンザニア領域産はタイワンリーフ産に比べて下記特徴があります。
　・身体側面の黄色身が弱い
　・全体的に青みが強い
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