恥をさらすようですが、自戒を込めて。
これまで、調子にのって、サボテンの種を取るために、どんどん受粉させていました。 しかしながら、それと同時に、どんどんサボテンを腐らせたり、アカダニの餌食にさせてきました。 写真の株は、種を取りすぎたメディオロビビアです。 半年前は株自体が萎縮し、枯れかけていました。 これでも大分、調子を戻してきたのですが、今でも、表皮は黄色に変色しています。 メディオロビビアは、自家受粉する為、意図せずとも、種がいっぱい取れてしまいます。 種子を作らせると、サボテンには大きな負担を与える。 その事自体、頭では分かっていたのですが・・・ 本当に、最近はその事に悩まされる事が多く、メディオロビビアだけでなく、ギムノカリキウムも幾つかの株を枯死させてしまいました。 種をとるのは最低限に抑えたいと思います。 また、自家受粉するような種類は、花を楽しんだ後、速やかに花を「根本」から取り去る作業を、今後は追加させたいと思います。
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キリンウチワの接降ろし株が、鉢の中でパンパンになっていたので、植え替えていました。
鉢から取り出し根を見てみると、写真のような面白い現象を発見しました。 赤枠で囲った根は、キリンウチワの根なのですが、だんだん元気がなくなってきています。 代わりに、サボテンの頭から、白いサボテン独自の根が出てきました。 ちなみに、このサボテンは、メディオロビビア(レブチア)ピグマエア ”ガバジィーという花サボテンです。 開花した時の様子は下の写真のようになります。小さな可愛らしい梅の様な花が咲きます。 2017年6月の様子
最悪コンディションな”庭土”に植えたギムノカリキウム・バッテリーです。
水はけも悪く、水やりをすると、鉢底から水が滲み出るまでに1分間ほどかかります。 前回11月に植え替えた時の様子 なかなか成長の兆しを見せていなかったのですが、ある程度温度が高くなってくると、 悪コンディションをものともせず、パンパンに膨れ上がっています。 流石に庭土だけでは、栄養分が足りないのではないかと危惧していたので、ペレット状態の発酵鶏糞を底の方に漉き込んでいます。
ペレット鶏糞は、キリンウチワや、ウチワサボテンにはよく使っていたのですが・・・
バッテリーのような所謂「普通のサボテン」には殆ど使いません。 雑菌が発生し、腐敗が周るのが怖かったからです。 これまで、アストロフィツムなどにペレット鶏糞を使い、腐らせたことが何度かあります。 ペレット鶏糞はやはり、「接ぎ台」やエキノプシスなどの強健種をブーストさせたい時に使っていこうと思います。 実根のサボテンは、マグアンプか、せいぜい炭化鶏糞くらいにとどめておこうと思います。
冬の間のサボテン実生苗の管理
小さな実生苗は、冬の間湿度の高い状態においたままにしています。 写真のように、透明ケースに入れ、南向きの窓際においたままにしています。 恐らくですが、昼間は40度、夜は4度くらいにはなっていると思います。 この状態は12月くらいから始めています。 一週間に一度、空気を入れ替えたり、土を乾かしたりした方が良いのでしょうが・・・ そうした管理が出来ないので、ムシムシの状態でそのままにしています。
冬の間でも、それなりに、早く成長してくれています。
ただし、この管理の難点は、ちょっと暖かくなってくるとサボテンが焼け死んでしまうことです。 2月くらいから、ある程度1-2cm隙間をあけないと焼けてしまいます。 4月~はある程度風に当てたりしないと、暑さに負けて腐ってしまうこともあります。 透明ケースはコストコのチョコ・クロワッサン(パンオショコラ・ザヴール)の空き箱を有効活用しています。 これは、プレステラが丁度4つ入り、かつ、そこそこ空間があるので、とても大好きだったのですが・・・最近のコストコでは、このチョコ・クロワッサンのケースが小さなものに変わったのでとても残念です。
引越し先に一部のサボテンを持っていきました。
引越し先はビルやら高層アパートの密集した地域で、実に太陽光の少ない場所です。 先週与えた水が全然、乾きません。 サボテンの生育には全く向かない場所であることを、改めて思わされました。 また、用土面でも、考え方を大きく変える必要がありそうです。 これまで、鹿沼土微粒(30%)、赤玉土微粒(30%)の微粒をメインとしていました。 ※ 残りは:赤玉中粒10% 鹿沼中粒10% 日向土10%、腐葉土10% 微粒の用土を多く用いる事で、水持ちの良さを重視していました。 この用土に対する考えも大きく変える必要がありそうです。 もう少し、大粒な用土、または日向土・軽石メインにした乾きやすい用土にした方が良さそうです。 いずれにせよ、あまりに乾きが遅いので、ちょっと早いかもしれませんが、断水開始したいと思います。 来年の春までは水無しで保持したいと思います。
冬に播種して、春にキリン団扇へ接いで、秋には接ぎ降ろしていました。
これまで、こうした株は次の年に開花する事はありませんでした。 但し、ビニールハウス栽培を始めてから、こうした株もどんどん開花してきています。 驚くばかりです。 ビニールハウスの威力を改め知らされました。 写真は「スルコレブチア sp VZ347」です。同じロットでも白っぽい刺の個体と、茶色っぽい刺の個体が存在しています。 今回茶色っぽい刺の個体が開花しました。
サボテン(袖ヶ浦)の枯木から維管束の状態がとても良くわかったので写真にとってみました。
・写真向かって右側が「根」の部分 ・写真向かって左側が「茎」の部分 維管束(いかんそく)とは
維管束とは根から吸い上げた水分・養分を体全体に行き渡らせるパイプの役割を担っています。
サボテンの接ぎ木をする時は、「台木」と「接穂」それぞれの維管束が重なり合うように接ぐ必要があると言われています。 維管束の形状
サボテンの維管束は下から上へ、まっすぐに形成されていると思っていたのですが、違うようです。
途中で蛇行したり、枝分かれしながら、全体的には網目に形成されていることがわかりました。 |
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3月 2024
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |