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エッグタンブラー
シクリッドは口内孵化を行う時、口をモグモグさせる事により、卵へ酸素を送り込もうとします。
エッグタンブラーはそれを人工的に実現させるものです。
日本ではあまりなじみの無い言葉ですが、欧米を中心としたシクリッド愛好家の間ではポピュラーなもののようです。
こうした装置を活用する事により、フロントーサ・ザイールブルーといった比較的神経質なシクリッドの自家繁殖に成功する愛好家も多いようです。
私は飼育技術が未熟な為、繁殖までなかなかこぎつけていません。
ずっとエッグタンブラーを活用してみたいとおもっていました。
アメリカでは25ドル程度で、いわゆる既製品を販売しています。
しかし、輸送費など諸経費を考えると非常に高価になってしまいます。
そこで、今回、見よう見まねで自作してみました。
【エッグタンブラーの仕組み】
エッグタンブラーは1つの管状の形をしており、その中に網で仕切られた空間があります。
※シクリッドの卵はこの空間へ投入します。
更に、エアストーンを管の上部から挿入し、下から上に水を緩やかに流動させます。
この水の流動を用いて、管の空間内にある卵を回転させる仕組みになっています。
【自作に於いて必要なもの】
1.透明な管3~4本(連結可能なもの)
私の場合は、上部フィルターの連結部品を購入し活用しました。
卵の孵化状況、または腐った卵の確認の為、この管は透明である必要があります。
更に、網を用いて仕切った空間を作り出す必要がある為、最低1カ所、網を挟み込むことができる接続部分が必要です。
一部の愛好家はプラスティック製の鳥の吸水瓶を切断し、連結部分をヤスリで細くして連結している方もいらっしゃいます。
エッグタンブラーはそれを人工的に実現させるものです。
日本ではあまりなじみの無い言葉ですが、欧米を中心としたシクリッド愛好家の間ではポピュラーなもののようです。
こうした装置を活用する事により、フロントーサ・ザイールブルーといった比較的神経質なシクリッドの自家繁殖に成功する愛好家も多いようです。
私は飼育技術が未熟な為、繁殖までなかなかこぎつけていません。
ずっとエッグタンブラーを活用してみたいとおもっていました。
アメリカでは25ドル程度で、いわゆる既製品を販売しています。
しかし、輸送費など諸経費を考えると非常に高価になってしまいます。
そこで、今回、見よう見まねで自作してみました。
【エッグタンブラーの仕組み】
エッグタンブラーは1つの管状の形をしており、その中に網で仕切られた空間があります。
※シクリッドの卵はこの空間へ投入します。
更に、エアストーンを管の上部から挿入し、下から上に水を緩やかに流動させます。
この水の流動を用いて、管の空間内にある卵を回転させる仕組みになっています。
【自作に於いて必要なもの】
1.透明な管3~4本(連結可能なもの)
私の場合は、上部フィルターの連結部品を購入し活用しました。
卵の孵化状況、または腐った卵の確認の為、この管は透明である必要があります。
更に、網を用いて仕切った空間を作り出す必要がある為、最低1カ所、網を挟み込むことができる接続部分が必要です。
一部の愛好家はプラスティック製の鳥の吸水瓶を切断し、連結部分をヤスリで細くして連結している方もいらっしゃいます。
2.網
私の場合は活性炭の入っていた網を流用しています。
水は通し、卵は通さない程度の目の大きさであれば何でも使えると思います。
私の場合は活性炭の入っていた網を流用しています。
水は通し、卵は通さない程度の目の大きさであれば何でも使えると思います。
3.小さなエアストーン
水を下から上向きに流動させる為にエアーの力を用いますが、管に入るような小さなエアストーンが必要になります。
水を下から上向きに流動させる為にエアーの力を用いますが、管に入るような小さなエアストーンが必要になります。
4.エアポンプ
大きなパワーは必要ありません。
安価で小型のもので十分です。
大きなパワーは必要ありません。
安価で小型のもので十分です。
【全体図】
管を全部連結させています。
途中で網を挟ませ、卵が回転する空間をつくっています。。
そして、上部にエアストーンを突っ込み、写真のような水の流れを作り出します。
この事により、網の上で卵が回転する仕組みになっています。
管を全部連結させています。
途中で網を挟ませ、卵が回転する空間をつくっています。。
そして、上部にエアストーンを突っ込み、写真のような水の流れを作り出します。
この事により、網の上で卵が回転する仕組みになっています。
【上部】
ここの部分へエアストーンを挿入させます。深く突っ込むと、水流が激しくなります。
浅く挿入すると水量は緩やかになります。
つまりエアストーンの挿入具合で水量を調整することができます。
ここの部分へエアストーンを挿入させます。深く突っ込むと、水流が激しくなります。
浅く挿入すると水量は緩やかになります。
つまりエアストーンの挿入具合で水量を調整することができます。
【中部】
卵が1cmくらいの高さでクルクル回転するのが程よい水量だとおもわれます。
水量は上部のエアストーンを入れたり出したりで調整します。
卵が1cmくらいの高さでクルクル回転するのが程よい水量だとおもわれます。
水量は上部のエアストーンを入れたり出したりで調整します。
【下部】
ここから水が入って行き、上部へ排出されていきます。
一部の愛好家はここの部分にスポンジフィルターを取り付けています。
ここから水が入って行き、上部へ排出されていきます。
一部の愛好家はここの部分にスポンジフィルターを取り付けています。
【結果】
その後、複数の魚で試してみました。
下記がここ数ヶ月の大まかな内容です
その後、複数の魚で試してみました。
下記がここ数ヶ月の大まかな内容です
【使用後の感想】
その後、複数の魚でいろいろ試してみました。
成功率を高めるには下記2点が重要だと考えています。
1.十分に時間をおいて卵を取り出す
交尾確認後、卵を直ぐに取り出した場合、孵化率が非常に低く死卵が多いようです。
交尾は数度繰り返されるので、ある程度時間をおき、十分受精させた方が良いようです。
但しあまり時間を置きすぎると、メスがオスのストレスから卵をそのまま食べてしまったりします。
また最悪の場合、興奮したオスにメスが殺されたすることもあります。
最初の交尾から2~3日も経てば、十分だと思います。
その後、複数の魚でいろいろ試してみました。
成功率を高めるには下記2点が重要だと考えています。
1.十分に時間をおいて卵を取り出す
交尾確認後、卵を直ぐに取り出した場合、孵化率が非常に低く死卵が多いようです。
交尾は数度繰り返されるので、ある程度時間をおき、十分受精させた方が良いようです。
但しあまり時間を置きすぎると、メスがオスのストレスから卵をそのまま食べてしまったりします。
また最悪の場合、興奮したオスにメスが殺されたすることもあります。
最初の交尾から2~3日も経てば、十分だと思います。

2.卵のサイズにあったエッグタンブラーを使う
大きな卵に小さな径のエッグタンブラーを使うと孵化率があまりよくないようです。
写真はタイワンリーフの稚魚です。
本魚は他種と比べて卵が小型です(1.5㎜程度)
この為、今回作成したエッグタンブラーの直径がネックにならずにスムーズな孵化になりました。
一方、スピロノータス タンザニアなど卵の大きい(3㎜程度)種類には、大きいエッグタンブラーを用意した方がよさそうです。
大きな卵に小さな径のエッグタンブラーを使うと孵化率があまりよくないようです。
写真はタイワンリーフの稚魚です。
本魚は他種と比べて卵が小型です(1.5㎜程度)
この為、今回作成したエッグタンブラーの直径がネックにならずにスムーズな孵化になりました。
一方、スピロノータス タンザニアなど卵の大きい(3㎜程度)種類には、大きいエッグタンブラーを用意した方がよさそうです。
【追記】
フロントーサザイールブルーは難しい。
過去に3度ほどエッグタンブラーにかけましたが、一度も成功しませんでした。
毎回、受精していないようで、一週間後には全て腐って無くなってしまいました。
フロントーサザイールブルーは難しい。
過去に3度ほどエッグタンブラーにかけましたが、一度も成功しませんでした。
毎回、受精していないようで、一週間後には全て腐って無くなってしまいました。