コパディクロミス(Copadichromis)
コパディクロミス属について学名の意味
ギリシャ語でKopadiとは『浅瀬』を表ます。
「浅瀬に住むシクリッド」の意味が本属には、込められています。
「浅瀬に住むシクリッド」の意味が本属には、込められています。
コパディクロミスの食性
本属は中・小型で小さなプランクトンを摂取する魚で占められています。
しかし、一部ではプランクトンを摂取しながらも、岩の苔も食したりする魚種も知られています。
しかし、一部ではプランクトンを摂取しながらも、岩の苔も食したりする魚種も知られています。
コパディクロミスの代名詞ウタカ(Utaka)について
コパディクロミスは現地ではウタカ(Utaka)と呼ばれ、燻製にされ専ら食用とされています。
ウタカと言う名称自体がコパディクロミスの代名詞の様に言われる事も多いですが、実際ウタカには、
<1>コパディクロミス
<2>ニアサクロミスの 2つが含まれています。
この中で、コパディクロミスに属する魚は、主に2つの特徴があります。
1) 口がチューブ状態に伸び水圧を利用してプランクトンを吸引する事が出来る
2) 体側部に3つのスポット (メラニンパターン)が基本的には現れる
この2つの特徴を元にコパディクロミス属の分類が行われています。
なお、2006年、スタウファー氏とコニングス氏による研究でコパディクロミスについて、大きな分類上の仕分けが行われました。その内容は抜粋すると下記になります。
ウタカと言う名称自体がコパディクロミスの代名詞の様に言われる事も多いですが、実際ウタカには、
<1>コパディクロミス
<2>ニアサクロミスの 2つが含まれています。
この中で、コパディクロミスに属する魚は、主に2つの特徴があります。
1) 口がチューブ状態に伸び水圧を利用してプランクトンを吸引する事が出来る
2) 体側部に3つのスポット (メラニンパターン)が基本的には現れる
この2つの特徴を元にコパディクロミス属の分類が行われています。
なお、2006年、スタウファー氏とコニングス氏による研究でコパディクロミスについて、大きな分類上の仕分けが行われました。その内容は抜粋すると下記になります。
1) 新たにムチェンガ属が作られ、一部の魚がムチェンガ属へ移動した。
2) 一部の魚がニアサクロミスに移動した。
コパディクロミス プロストマ ⇒ ニアサクロミス プロストマ(Nyassachromis prostoma)
コパディクロミス ボアドズル⇒ ニアサクロミス ボアドズル(Nyassachromis boadzulu)
コパディクロミス ボアドズル⇒ ニアサクロミス ボアドズル(Nyassachromis boadzulu)
3) コパディクロミス内を3つのグループに分けた。
繁殖時の行動の相違により、残ったコパディクロミスは主に3つのグループに細分化しました。
1. クアドリマキュレータスグループ
特徴:岩礁地帯やその周りのオープンウォータで生活をし、基本的には繁殖巣を用いずに卵を咥えるタイプ
※各種類の詳細は写真をクリックしてください
※各種類の詳細は写真をクリックしてください
クアドリマキュレータス(quadrimaculatus)
ンカタエ(nkatae)
シアネウス(cyaneus)
トリマキュレータス(trimaculatus)
ジャクソニー(jacksoni)
ボルレイ(borleyi)
クリソノータス(chrysonotus)
プレウロスティグモイデス(pleurostigmoides)
ゲルトシー(geertsi)
ンカタエ(nkatae)
シアネウス(cyaneus)
トリマキュレータス(trimaculatus)
ジャクソニー(jacksoni)
ボルレイ(borleyi)
クリソノータス(chrysonotus)
プレウロスティグモイデス(pleurostigmoides)
ゲルトシー(geertsi)
2. ムベンジー グループ
特徴:砂地と岩の混ざり合う『インターメディエートゾーン』で 生活をし、基本的には繁殖用の巣を作成するタイプ
※各種類の詳細は写真をクリックしてください
※各種類の詳細は写真をクリックしてください
ムベンジー(mbenjii)
アズレウス(azureus)
ヴェルジュニ(verduyni)
トレワバサエ(trewavasae)
アトリピンニス(atripinnis)
プレウロスティグマ(pleurostigma)
アズレウス(azureus)
ヴェルジュニ(verduyni)
トレワバサエ(trewavasae)
アトリピンニス(atripinnis)
プレウロスティグマ(pleurostigma)
3. ビルギナリス グループ
特徴:湖の深い場所に生息しているグループ
ビルギナリス(virginalis)
ムロト(mloto)
イレイシー(ilesi)
ムロト(mloto)
イレイシー(ilesi)
4) 新しい学名が付けられた
一部の商業流通名しか知られていない魚に対して、正式な学名が付けられました。
この6種類は新しく学名の付けられた魚は、全て2)ムベンジーグループに属しています。
商業流通名(旧) 学名(新)
コパディクロミス ムロトミッドナイト → コパディクロミス メラス(C . melas)
コパディクロミス チズムルブルー → コパディクロミス チズムルエンシス(C . chizumuluensis)
コパディクロミス リコマブルー → コパディクロミス ディプロスティグマ(C . diplostigma)
コパディクロミス アズレウス(チニャクワジ) → コパディクロミス インスラリス(C . insularis)
コパディクロミス ヴェルジュニ ブルーフェース → コパディクロミス シアノケファルス(C . cyanocephalus)
コパディクロミス ヴェルジュニ ドワーフ → コパディクロミス パルブス(C . parvus)
この6種類は新しく学名の付けられた魚は、全て2)ムベンジーグループに属しています。
商業流通名(旧) 学名(新)
コパディクロミス ムロトミッドナイト → コパディクロミス メラス(C . melas)
コパディクロミス チズムルブルー → コパディクロミス チズムルエンシス(C . chizumuluensis)
コパディクロミス リコマブルー → コパディクロミス ディプロスティグマ(C . diplostigma)
コパディクロミス アズレウス(チニャクワジ) → コパディクロミス インスラリス(C . insularis)
コパディクロミス ヴェルジュニ ブルーフェース → コパディクロミス シアノケファルス(C . cyanocephalus)
コパディクロミス ヴェルジュニ ドワーフ → コパディクロミス パルブス(C . parvus)