以前、カマエセレウス・ルイスラミレジーの種子に、ロビビア・ティエゲリアナらしきものが生えてきた事を書きました。 <<2022年3月の記事の内容>> この株が開花してきたので写真に収めてみました。 なかなかの美しい姿・形をしています。 球体も黒く、それに対比するような紫色の花にも周囲に白い花弁があり美しいです。 種子販売業者のWEBを見る限り、恐らくですが、ロビビア・ティエゲリアナ・ディステファノイナ(Lobivia tiegeliana distefanoina)あたりでは無いかと思います。
来年ディステファノイナ正式に注文してみようかな。 それにしても、ディステファノイナ、言いにくいな。 ディステファノイナ。 ティエゲリアナも大概やけど。 ディステファノイナ。
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緋盛丸(Lobivia Hertrichiana)
5年前にブログを書いてから、それ以降、全く登場していないサボテン・緋盛丸。 この緋盛丸の開花をやっと目にすることが出来ました。 もしかしたら、私の知らない所で勝手に咲いていたのかもしれませんが、今回やっと写真に納めることができました。 <<5年前のブログ>> この5年の間に、台風にも見舞われ、本体は腐敗してしまい。2cmほどのカキコ1つしか生き残っていませんでした。 これを新しい温室に一年ほど置いていたのですが、何とか根付いてくれ4cmほどに成長してくれました。 朱色の花弁に、外側が白く色づき、なかなか綺麗な花色です。 球体もそこそこ暗い紫色を保ってくれており、購入時の面影を残してくれています。 ロビビア・パンパナ・グラウセッセンス
2016年に種子を購入しているので、もう6年ほど経っています。 キリンウチワのチート(ずる)をしていますが、既に直径20cm程度の大きなサボテンになっています。 このパンパナ君。これまで、花を見ることが殆ど出来ていません。 この6年間で過去に1回きりです。 << 2020年の開花の様子 >> 外側がオレンジで、内側は黄色の美しい花なのですが、今年は再度その花を拝むことが出来ました。 午前中に写真をとったのですが、半開き状態でした。(この写真) 午後になり、全開してくれるかな?とワクワクしながら待っていたのですが・・・・ そのまま、ヒッソリと閉じてしまいました。 ・・・・どんだけマゾやねん。 桃鶴丸(とうかくまる) 伊藤ロビビアの桃鶴丸が大好きです。 以前、入手した時の感動を「前のめり」な文章でブログに晒していますが、開花すると、やはり興奮が蘇ってきます。 <<去年の桃鶴丸に関する”痛い”文章>> 黄色と桃色だけでなく、今年は、絞りの様な色、そしてフリルも見せてくれるようになりました。 今年になり初めて気づきましたが、サボテンの花はその都度、微妙に異なった色合いをみせてくれます。 2つは黄色味が強いですが、1つはピンクオンリーの色合いです。
いや~たまらん。 美しすぎる。 カマエセレウス・ルイスラミレジー 比較的新しいタイプのカマエセレウス・ルイスラミレジーですが、昨年より播種&実生接をしていました。 今年の3月くらいには接降ろしをしていたのですが、5月になり次々と開花してくれています。 << 前回の記事 >> 一つ一つの花の寿命が短くても、蕾がつぎつぎと沢山できるので、長期間花が楽しめる種類の様です。
ロビビア・ 光虹丸 WR180 昨年より、薄氷を渡るような思いで、栽培させていた「ロビビア・ 光虹丸 WR180」 やっと開花してくれて、ひと安心です。 フランスのWEBサイトではオレンジ色の花だったのですが、ソリッドな黄色の花が咲いてくれています。 球体も真っ黒で、期待通りの草姿を見せてくれており、ADBLPSさんには大感謝です。 ロビビア・ サルテンシス・マルチコスタータ VG801
ロビビア・サルテンシスの花写真は何故か中心部が黒っぽく見えることから、とても気になっていました。 中心部が凹んでいるから影になって黒っぽく見えるのか?もしくは中心部が黒ずんでいるのか? ネット上での写真でははっきりと分かりませんでした。 一昨年より実生を開始し、今回開花してくれました。 花の中をよく確認すると雄しべが黒くなっていることが分かりました。 紅笠丸系(Jajoiana)のロビビアは、雄しべが黒く、喉黒の花になる傾向があります。 この形態によく似た感じです。 ヨーロッパを中心に、これまで西はベルギーから、東はロシアと種子を取り寄せては種を播いています。
それは、それで非常に楽しく、どんなサボテンが生まれてくるのだろうとワクワクしながら播いています。 しかしながら、種子の間違い、混入と言った"ヒューマンエラー"にどうしても出くわしてしまいます。 写真の株は、カマエセレウス・ルイスラミレジーの種子に入っていた不明種です。 写真は、恐らく、ロビビア・ティエゲリアナ(Lobivia tiegeliana)の一種だと思うのですが、よくは分かりません。 ※ カマエセレウス・ルイスラミレジーとは 今回以外にも、「これ違うだろ?」と言うのはこれまでに数回あります。 体内に入れる薬剤やワクチンを購入している訳では無いので、「まぁ、こんなものだろう」と言う事で納得しています。 サボテンの専門サイトは数多あります、ギムノカリキウムの専門サイト、エキノケレウスの専門サイトなどなど。 ただし、なんなんでしょう。 どれもが、分かり難い。 読んでいても遅々として進みません。 まず、用語がそもそもギリシャ語、ラテン語由来のため、専門用語に秘められた背景が分かり難いというのがあると思います。 専門用語を見ても、映像をパッとイメージする事が出来ません。 悶々としている時、ちょうどドイツのクラッスラ属の専門サイトで、サボテン用語の語源(Etymology)解説しているPDFがアップロードされていました。 International Crassulaceae Network(国際クラッスラ科ネットワーク) >> 語源紹介に関しては、このサイトの”Cactician 4 HQ-1.pdf”が秀逸です。 今までは、専門用語と+Etymology(語源)の2つを合わせてGoogle検索をかけて、「あーでもない、こーでもない」と調べていたのが、簡素化されたので大助かりです。 ギムノカリキウムのスカブロセミネウムとはどういう意味? スカブロセミネウムとは「ごつごつ荒々しい表皮を持った種子」と言う事が説明されています。 このページのおかげで、ギムノカリキウムの種子形態によるグループのページをまとめることができました。(>>>ギムノカリキウムの種子形態グループ) カマエセレウス・ルイスラミレジー カマエセレウス属というと、白檀(Chamaecereus silvestrii)の一属一種というイメージがあります。 しかしながら、最近になってルイスラミレジーと言う種類が紹介されるようになってきています。 カマエセレウス・ルイスラミレジーは比較的最近(2015年)になってフランスで普及し始めた種類で、 一昨年より種子リストでも登場してくるようになりました。 2004年の頃にはその存在が知られていましたが、現地では羊やヤギの放牧により地域の植物全体がダメージを受けており、今となっては再発見出来ていないようです。 なかなか貴重な種類のようなので、リスクヘッジを図るためにも写真の様に接木しています。 カマエセレウス・ルイスラミレジーは"白檀"と同様に、ちょっと触れると子どもがポロポロと取れてしまいます。
取れた子どもの発根は簡単で、すぐに発根してくれます。 しかしながら、白檀と比べて、匍匐する性質がより強いようです。 ふにゃふにゃなので、立ち上がってくれません。 どちらかと言うと吊り鉢で、垂らしながら育てるのが正解なようです。 ロビビア・アラクナカンサ WR180は、焦げ茶の体に、黄色の刺。ずっと憧れていたサボテンの一つです。 WR186(球体があまり茶色にならない。赤花)は良く種子リストに載っているのですがWR180(球体が茶色。オレンジ花)は全く有りません。 数年間、いろいろなソースのリストを探していたのですが出てきません。 古い種類の様なので、もう、欧州でも絶えてしまったのかな?と諦めていたのですが、昨年のフランスのリストで偶然発見。 「奇貨居くべし!」と60粒頼んだのですが、5粒しか販売して頂けませんでした。 ご、ご、ご、5粒?! 何かの罰ゲームですか? 5粒を丁寧に、丁寧に、息を吹きかけて発芽させ。 2株をシャコバサボテンに接木し、もう2株はキリンウチワに接木しました。 上の写真は、キリンウチワ株を先月接降ろししたものです。
今の所…台木は腐っては、無い様です。 姉小路で織田と武田の両方を敵に回すようなシチュエーションは、あまり好きでは無いのですが… 薄氷を渡るようなマゾゲーはまたまだ続きそうです。 |
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3月 2024
運営者近畿の住宅地の中でサボテンや多肉を育てています。 |